9.7 ジョブネットの遅延監視日時を一時的に変更する
ジョブネットに定義された開始遅延監視日時,終了遅延監視日時を一時的に変更する手順を次に示します。
なお,ジョブネットの遅延監視日時は,ajsplanコマンドで一時的に変更することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsplan」を参照してください。
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[JP1/AJS3 - View]ウィンドウの機能メニューで[ステータス監視]をクリックする。
[ステータス監視]が選択状態になります。
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ツリーエリアで,遅延監視日時を変更したいジョブネットを管理するジョブグループをクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態になります。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
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操作対象のジョブネットのルートジョブネットをクリックし,[表示]−[デイリースケジュール]−[階層表示]を選択する。
[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウが表示されます。
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ツリーエリアで,操作対象のジョブネットをクリックする。
クリックしたジョブネットが選択状態になります。
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手順4で選択したジョブネットについて,スケジュールエリアで,遅延監視日時を変更したい四角をクリックする。または,実行結果リストで,遅延監視日時を変更したい行をクリックする。
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[操作]−[遅延監視変更]を選択する。
[遅延監視一時変更]ダイアログボックスが表示されます。
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ジョブネットの実行開始に関する遅延監視日時,実行終了に関する遅延監視日時などを変更する。
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[OK]ボタンをクリックする。
[遅延監視一時変更]ダイアログボックスが閉じます。
遅延監視日時が一時的に変更されます。
- 注意事項
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開始遅延監視日時を変更できるのは,「開始時刻待ち」,「先行終了待ち」,または「保留中」状態などの実行が開始していないジョブネット,終了状態のジョブネットです。終了遅延監視日時と実行所要時間による監視を変更できるのは,ジョブネットだけです。終了しているジョブネットに対して遅延監視日時を変更した場合は,再実行時に遅延監視日時が有効になります。
ajsplanコマンドを使用する場合,実行IDまたは実行登録番号を指定すれば,終了しているジョブネットに対して開始遅延監視日時や終了遅延監視日時を変更できます。
- 補足事項
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ジョブネットの遅延監視日時は,次のウィンドウからも変更できます。
・[マンスリースケジュール]ウィンドウ
・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ
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遅延監視は実行所要時間でも監視できます。実行所要時間による監視は,[詳細定義]ダイアログボックスの[ジョブネット監視]で指定できます。詳細については,「12.3 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ」を参照してください。
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