12.3.9 [詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)
[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)では,ネストジョブネットの詳細を定義します。
このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。
-
[定義]タブ
-
[属性]タブ
- 〈この項の構成〉
(1) 共通する表示項目
共通する表示項目を次の図に示します。
共通する表示項目について説明します。
- [ユニット名]
-
ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [コメント]
-
ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [実行エージェント]
-
ジョブを実行させたい実行エージェント名,または実行エージェントグループ名を255バイト以内の文字列で指定します。また,接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが09-50以降の場合は,マクロ変数を使用できます。ジョブネット中のジョブの実行エージェントを省略した場合,この値が使用されます。さらに,この値も省略した場合は,上位のジョブネットの値が仮定されます。
実行エージェントについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 5.1.1 実行エージェント」を参照してください。
- 注意事項
-
-
ジョブネット配下のジョブの[実行先サービス]で,[キューレス]を選択している場合は,実行ホスト名を指定してください。
-
Excelのセルをコピーして貼り付けると,入力した文字の最後に半角スペースが挿入される場合があります。半角スペースが挿入された場合,削除してください。
-
この項目は,次のどちらかに該当する場合,テキストボックスで表示されます。
-
JP1/AJS - Viewまたは接続先のJP1/AJS - Managerのバージョンが09-50より前
-
リモートジョブネット配下のユニットの定義
上記以外の場合,コンボボックスで表示され,その中から選択できます。コンボボックスに直接入力することもできます。コンボボックスに表示されるリストの内容は,実行エージェントプロファイルの有効/無効,および実行エージェントプロファイルに設定されている内容によって異なります。
- 実行エージェントプロファイルが無効になっている場合
-
リストは表示されません。
- 実行エージェントプロファイルが有効になっている場合
-
-
指定するジョブネットが実行エージェントプロファイルに設定されている
リストには,指定するジョブネットに許可する実行エージェントが表示されます。
-
指定するジョブネットが実行エージェントプロファイルに設定されていない
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていれば,上位ユニットに許可する実行エージェントがリストに表示されます。
上位ユニットが実行エージェントプロファイルに設定されていなければ,リストは表示されません。
-
(2) [定義]タブ
[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)の[定義]タブを次の図に示します。
表示項目について説明します。
- [優先順位]
-
ジョブの優先順位を指定します。指定できる値は,[なし],および[1]〜[5]です。優先度が最も高いのは,[5]です。デフォルトは[なし]です。優先順位を[なし]に設定した場合,上位ジョブネットの優先順位に依存します。ジョブネット中のジョブの優先順位を[なし]に設定した場合,この値が使用されます。最上位までのすべての上位ジョブネットの優先順位が[なし]に設定されていると,ジョブの優先順位は環境設定パラメーターDEFAULTPRIORITYで設定された値が仮定されます。ただし,UNIXの場合,マッピングした結果のジョブの実行ユーザーがroot以外の場合,[4]または[5]を指定すると,ジョブ実行時に権限エラーになります。
- [ジョブネット監視]
-
ジョブネットの終了遅延監視をジョブネットの実行時間で行う場合,[実行所要時間]にチェックをして,ジョブネットの実行所要時間を分単位で指定します。設定できる値は,1〜2,879です。デフォルトでは[実行所要時間]にチェックはありません。
(3) [属性]タブ
[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)の[属性]タブを次の図に示します。
表示項目について説明します。
- [保留]
-
ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [種別]
-
ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。
- [所有者]
-
ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。ただし,上位ユニットに対して上位ユニット属性継承機能を設定している場合,デフォルトは,上位ユニットの所有者です。
- [JP1資源グループ]
-
JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。