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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング


2.5 起動条件付きジョブネットの処理が遅延した場合の対処

特定の起動条件付きジョブネットに対して予期しない大量のイベントが発生した場合など,イベント・アクション制御マネージャーに未処理のデータが大量に蓄積する場合があります。この場合,イベントジョブに対する操作がしばらく経たないと行われない,条件に合致する事象が発生してもイベントジョブがなかなか正常終了しないなどの遅延が発生します。

システムで問題が発生してから,オペレーターが認識するまでの流れを次に示します。

  1. 特定の起動条件付きジョブネットで予期しない大量イベントが発生する。

  2. マネージャーホストでの処理が追いつかないでスローダウンする。

    この影響で,ほかのイベントジョブがキューイングのままになるなどの現象が発生します。

  3. イベント・アクション制御マネージャーがメッセージKAVT0333-Wを統合トレースログに出力する。

  4. オペレーターが問題に気づき,項番3のメッセージからイベント・アクション制御マネージャーで問題が発生していることを認識する。

このような場合に,イベント・アクション制御マネージャーが保持している情報を削除して運用を回復させることができます。

情報を確認し,運用状態を回復する手順は,Web GUI(マネジメントポータル)で確認する手順とコマンドで確認する手順の2とおりあります。運用状態を回復する手順を次に示します。

〈この節の構成〉