1.3.1 Windowsの場合
- 〈この項の構成〉
(1) OSのログ情報
次に示すOSのログ情報の採取が必要です。
情報の種類 |
デフォルトのファイル名 |
ツールでの採取 |
---|---|---|
Windowsイベントログ |
− |
○ |
Windowsレジストリー情報 |
− |
○ |
hostsファイル servicesファイル |
|
○ |
マシン構成情報※1 |
− |
○ |
サービス起動されているPP一覧※1 |
− |
○ |
ネットワーク構成情報※1 |
− |
○ |
メモリーダンプ |
− |
×※2 |
クラッシュダンプ |
− |
×※2 |
問題レポート |
− |
×※2 |
- (凡例)
-
○:資料採取ツールで資料を採取できる。
×:資料採取ツールで資料を採取できない。
−:デフォルトのファイル名なし。
- 注※1
-
これらの情報を含めたハードウェア環境,ソフトウェア環境,インターネット環境など,コンピュータに関するさまざまな情報が取得されます。
なお,情報採取の終了までに数分掛かることがあります。採取中は,[システム情報]ダイアログボックスが表示されますが,自動で閉じるため手動での操作は必要ありません。
- 注※2
-
採取方法については,「1.4.1(2) ダンプファイルを採取する」を参照してください。
(2) JP1の情報
JP1に関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先ホスト上のファイルの採取も必要です。
情報の種類 |
デフォルトのファイル名 |
ツールでの採取 |
---|---|---|
ログファイル 作業ファイル 定義ファイル |
クラスタ運用している場合は次のフォルダの採取も必要です。
|
○ |
統合トレースログフォルダ |
システムドライブ\Program files (x86)※2,※3\HITACHI\HNTRLib2\spool |
○ |
製品情報ファイル格納フォルダ |
システムドライブ\Program Files (x86)※2,※3\HITACHI\jp1common\JP1AJS2 |
○ |
データベースディレクトリのファイルリスト情報 |
− |
○ |
JP1/Baseのファイルリスト情報 |
− |
○ |
JP1/AJS3稼働中に使用している共有メモリー情報 |
− |
○ |
- (凡例)
-
○:資料採取ツールで資料を採取できる。
−:デフォルトのファイル名なし。
- 注※1
-
「Mgr_Data_Path」は次のパスを表します。
- インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
-
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
-
「システムドライブ\Windows」配下
-
「システムドライブ\Program Files」配下
-
「システムドライブ\Program Files (x86)」配下
-
- インストール先フォルダが上記以外の場合
-
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ
インストール先フォルダのデフォルトは,「システムドライブ\Program Files (x86)\HITACHI\jp1ajs2」です。
- 注※2
-
32ビット版のWindowsの場合は,「Program Files (x86)」を「Program Files」と読み替えてください。
- 注※3
-
JP1/AJS3 - Web Consoleの場合は,「Program Files (x86)」を「Program Files」と読み替えてください。
- 注※4
-
「Web_Data_Path」は次のパスを表します。
- インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
-
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS3WEB
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
-
「システムドライブ\Windows」配下
-
「システムドライブ\Program Files」配下
-
- インストール先フォルダが上記以外の場合
-
JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ
インストール先フォルダのデフォルトは,「システムドライブ\Program Files\HITACHI\JP1AJS3WEB」です。
(3) JP1/AJS3のプロセス一覧
Windowsの[タスクマネージャー]ウィンドウの[プロセス]タブでプロセスの動作状態を確認します。
JP1/AJS3のプロセスの情報については,「付録B.2 プロセス一覧(Windowsの場合)」を参照してください。
(4) オペレーション内容
トラブル発生時のオペレーション内容について次に示す情報が必要です。
-
オペレーション内容の詳細
-
トラブル発生時刻
-
マシン構成(各OSのバージョン,ホスト名,JP1/AJS3 - ManagerとJP1/AJS3 - Agentの構成など)
-
再現性の有無
-
JP1/AJS3 - Viewからログインしている場合は,ログインユーザー名
-
JP1/AJS3 - Web Consoleを利用していて,Web GUIまたはユーザーアプリケーションからログインしている場合は,ログインユーザー名
(5) 画面上のエラー情報
次に示すハードコピーを採取してください。
-
アプリケーションエラーが発生した場合は,操作画面のハードコピー
-
エラーメッセージダイアログボックスのハードコピー(および詳細ボタンがある場合はその内容)
-
コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,[コマンドプロンプト]ウィンドウのハードコピー
(6) 組み込みDBの情報
次に示す組み込みDBに関する情報の採取が必要です。
情報の種類 |
デフォルトのファイル名 |
ツールでの採取 |
---|---|---|
定義ファイル |
組み込みDB運用ディレクトリ\conf |
○ |
障害情報 |
組み込みDB運用ディレクトリ\spool |
○ |
データベース情報 |
ajsembdbrorgコマンドに-k unldオプションを指定して取得したアンロードファイル |
○ |
- (凡例)
-
○:資料採取ツールで資料を採取できる。
(7) 外部DBの情報
外部DBを利用してJP1/AJS3を運用している場合,次に示す外部DBに関する情報の採取が必要です。
情報の種類 |
デフォルトのファイル名 |
ツールでの採取 |
---|---|---|
データベース情報 |
− |
○ |
- (凡例)
-
○:資料採取ツールで資料を採取できる。
−:デフォルトのファイル名なし。
(8) その他の情報
上記の(1)〜(7)以外で必要な情報を次に示します。
-
Windowsの[イベントビューア]ウィンドウの,[システムログ]および[アプリケーションログ]の内容
-
コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数