5.3.2 実行エージェント稼働状況レポートの出力機能の概要
実行エージェント稼働状況レポートの出力機能は,実行エージェント稼働状況ログファイルに記録されているジョブ実行状態を,まとめてCSV形式で出力する機能です。実行エージェント稼働状況レポートは,ジョブの開始数やキューイング状態のジョブ件数などの,実行エージェントの稼働状況を時間帯ごとに集計して出力できるため,実行エージェントが想定どおりの業務量になっているかどうかを確認できます。さらに,CSV形式で出力された情報をExcelなどでグラフ化して集計および分析すれば,実行エージェントの稼働状況をより把握しやすくなります。
実行エージェント稼働状況レポートの出力から集計・分析までの流れを次の図に示します。
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実行エージェント稼働状況レポートに出力される情報を次に示します。
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出力される情報 |
説明 |
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ジョブの実行状況 |
ジョブの実行数 |
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イベントジョブの実行状況 |
イベントジョブの実行数 |
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キューイングジョブの実行状況 |
キューイング中のジョブ数※ |
- 注※
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ジョブの実行先に実行エージェントグループを指定したジョブは対象外です。
実行エージェント稼働状況レポートを出力するためには,実行エージェント稼働状況レポートの出力機能を有効にする必要があります。機能を有効にすると,実行エージェント稼働状況ログファイル(バイナリー形式)の出力が開始されます。実行エージェント稼働状況ログファイルは,環境設定パラメーターAJSAGTREPORTSTOREDAYPERIODで保存可能な日数を設定することで,デフォルトの設定で7日間,最長で21日間の実行エージェント稼働状況ログファイルを保存できます。
マネージャーホストでajsagtreportコマンドを実行すると,実行エージェント稼働状況ログファイルの内容をCSV形式で出力できます。ajsagtreportコマンドは,保存されている実行エージェント稼働状況ログファイルに対して,対象の実行エージェント,出力するデータの集計期間および集計間隔を任意に設定できます。これらの設定はajsagtreportコマンドの実行時にオプションで指定します。定期的に実行エージェントの稼働状況をCSVファイルで出力することで,実行エージェントの現在の稼働状況の把握や,過去の稼働状況との比較ができます。
実行エージェント稼働状況レポートを定期的に取得して比較する場合のイメージを次の図に示します。
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実行エージェント稼働状況レポートの出力機能の設定手順については,次の個所を参照してください。
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 6.6.1 稼働状況レポートの出力機能の設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 15.7.1 稼働状況レポートの出力機能の設定」(UNIXの場合)
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 6.6.2 実行エージェント稼働状況レポートの出力機能の設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 15.7.2 実行エージェント稼働状況レポートの出力機能の設定」(UNIXの場合)
実行エージェント稼働状況ログファイルの見積もりについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 3.4.9 実行エージェント稼働状況ログファイルのサイズを見積もる」を参照してください。
ajsagtreportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsagtreport」を参照してください。