6.7.3 Web GUI(マネジメントポータル)の設定
Web GUI(マネジメントポータル)を使用する場合は,マネージャーホストとエージェントホストでそれぞれセットアップを実施します。
- 〈この項の構成〉
(1) マネージャーホストの設定手順
Web GUI(マネジメントポータル)をマネージャーホストでセットアップするための手順を次に示します。
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JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。
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Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,Administrators権限を持つOSユーザー※にマッピングする。
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ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control ManagerサービスおよびJP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。
ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。
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JP1/AJS3サービスを再起動する。
- 注※
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マッピングするOSユーザーの詳細については,「(3) JP1ユーザーにマッピングするOSユーザー」を参照してください。
(2) エージェントホストの設定手順
Web GUI(マネジメントポータル)をエージェントホストでセットアップするための手順を次に示します。
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JP1/AJS3サービスが起動している場合は,JP1/AJS3サービスを停止する。
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Web GUI(マネジメントポータル)を使用するためのJP1ユーザーを登録し,Administrators権限を持つOSユーザー※にマッピングする。
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ajssysctlsetupコマンドを実行し,JP1/AJS3 System Control Agentサービスをセットアップする。
ajssysctlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド ajssysctlsetup」を参照してください。
-
JP1/AJS3サービスを再起動する。
- 注※
-
マッピングするOSユーザーの詳細については,「(3) JP1ユーザーにマッピングするOSユーザー」を参照してください。
(3) JP1ユーザーにマッピングするOSユーザー
UAC機能が有効かどうかによって,OSユーザーに必要な権限が異なります。
OSユーザーに必要な権限の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.6.3(3) JP1ユーザーにマッピングするOSユーザーの設定」を参照してください。
(4) Web GUI(マネジメントポータル)の設定変更
Web GUI(マネジメントポータル)の設定を変更する手順を次に示します。
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Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
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JP1/AJS3サービス
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JP1/AJS3 System Control Managerサービス
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JP1/AJS3 System Control Agentサービス
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jajs_configコマンドを実行して,「(5) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を参照してください。
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JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(5) 環境設定パラメーター一覧
|
項番 |
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
|---|---|---|---|
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1 |
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL] |
"AUTHSYSLOG"= |
ユーザー認証に関するメッセージをWindowsイベントログおよび統合トレースログに出力するかどうかの設定 |
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2 |
"UACAdministratorsMP"= |
UAC機能有効時に,Administrators権限のOSユーザーがマッピングされたJP1ユーザーでWeb GUI(マネジメントポータル)を使用するための設定 |
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3 |
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\MANAGER] |
"CONRESTRICTSYSLOG"= |
接続元制限に関するメッセージをWindowsイベントログに出力するかどうかの設定 |
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4 |
"AJSSYSCTLDLOGSIZE"= |
ajssysctlmd内部ログファイルのサイズ |
|
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5 |
"LOGSIZE"= |
ajssysctlmdログファイルのサイズ |
|
|
6 |
"MAXOPEEXEC"= |
Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数 |
|
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7 |
"MAXAGGEXEC"= |
集計処理の最大同時実行数 |
|
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8 |
"JOBAGGTIMEOUT"= |
ジョブ実行数の集計待ち時間 |
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9 |
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CONTROL\AGENT] |
"AJSSYSCTLDLOGSIZE"= |
ajssysctlad内部ログファイルのサイズ |
|
10 |
"LOGSIZE"= |
ajssysctladログファイルのサイズ |
|
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11 |
"MAXOPEEXEC"= |
Web GUI(マネジメントポータル)の画面の最大同時操作実行数 |
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12 |
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]※ |
"PERIODICJOBAGG"= |
ジョブ実行数の集計を自動で実行するかどうかの設定 |
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13 |
"JOBAGGSTARTTIME"= |
ジョブ実行数集計開始時刻 |
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14 |
"JOBAGGLOGDIR"= |
ジョブ実行数集計ログディレクトリ名 |
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15 |
"JOBAGGRESULTSSTOREDAYPERIOD"= |
ジョブ実行数集計結果保存日数 |
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16 |
"JOBAGGJP1USERNAME"= |
ジョブ実行数集計時のJP1ユーザー名 |
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17 |
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER]※ |
"PERIODICAGTAGG"= |
実行エージェント稼働状況を自動で集計するかどうかの設定 |
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18 |
"AGTAGGJP1USERNAME"= |
実行エージェント稼働状況集計時のJP1ユーザー名 |
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19 |
"AGTAGGSTARTTIME"= |
実行エージェント稼働状況の集計開始時刻 |
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20 |
"AGTAGGLOGDIR"= |
実行エージェント稼働状況集計ログファイルが格納されるパス |
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21 |
"AGTAGGRESULTSSTOREDAYPERIOD"= |
実行エージェント稼働状況集計結果の保存日数 |
- 注※
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{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
各環境設定パラメーターの定義内容については,次の個所を参照してください。