Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


付録C.7 バージョン13-10で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーター一覧

バージョン13-10のJP1/AJS3で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーターについて説明します。

表中でバージョン13-10以降の初期値(推奨値)での動作や条件を記載しています。これらを判断基準として,初期値で運用するかどうか検討し,必要に応じて値を変更してください。

〈この項の構成〉

(1) イベント・アクション制御に関する環境設定

イベント・アクション管理に関する環境設定パラメーターのうち,バージョン13-10のJP1/AJS3で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーターを次の表に示します。

注意事項

バージョン13-00以前のJP1/AJS3をバージョン13-10以降にバージョンアップインストールする場合,次の表の環境設定パラメーターの初期値は,バージョンアップ前の初期値を引き継ぎます。設定値を推奨値に変更したい場合は,設定を見直してください。

表C‒15 イベント・アクション制御に関する環境設定パラメーター

項番

定義キー

環境設定パラメーター

バージョン13-00以前の初期値

バージョン13-10以降の初期値

バージョン13-10以降の初期値での動作・条件

1

JP1_DEFAULT\JP1AOMAGENT

"ClientConnectTimeout"

Windowsの場合:

設定なし

UNIXの場合:

設定なし

Windowsの場合:

設定なし

UNIXの場合:

dword:00002710

UNIX環境における,イベントジョブの操作に伴うエージェントホストからマネージャーホストへの接続待ちタイムアウト時間を10,000ミリ秒(10秒)とします。

詳細については,「20.6.2(25) ClientConnectTimeout(イベント・アクション制御)」を参照してください。

2

JP1_DEFAULT\JP1AOMAGENT

"NotificationAlarmCount"

Windowsの場合:

dword:00000013

UNIXの場合:

dword:0000001D

イベントジョブの操作に伴うエージェントホストからマネージャーホストへの通信が,設定値に指定した回数分失敗し続けた場合に,メッセージKAVT0669-Eを出力します。

詳細については,「20.6.2(27) NotificationAlarmCount」を参照してください。

注※

バージョン13-10で追加した環境設定パラメーターのため,値はありません。「dword:00000000」と同じ動作になります。