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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


付録C.5 バージョン12-50で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーター一覧

バージョン12-50のJP1/AJS3で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーターについて説明します。

表中でバージョン12-50以降の初期値(推奨値)での動作や条件を記載しています。これらを判断基準として,初期値で運用するかどうか検討し,必要に応じて値を変更してください。

〈この項の構成〉

(1) ジョブ実行環境に関する環境設定

ジョブ実行環境に関する環境設定パラメーターのうち,バージョン12-50のJP1/AJS3で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーターを次の表に示します。

注意事項

バージョン12-10以前のJP1/AJS3をバージョン12-50以降にバージョンアップインストールする場合,次の表の環境設定パラメーターの初期値は,バージョンアップ前の初期値を引き継ぎます。設定値を推奨値に変更したい場合は,設定を見直してください。

表C‒12 ジョブ実行環境に関する環境設定パラメーター

項番

定義キー

環境設定パラメーター

バージョン12-10以前の初期値

バージョン12-50以降の初期値

バージョン12-50以降の初期値での動作・条件

1

JP1_DEFAULT\JP1NBQAGENT\Log

"TraceLogFileSize"

dword:00000200

dword:00000600

次のジョブ実行内部ログのサイズを1,536キロバイトにします。

  • jpqagt_{00|01|02|03|04|05|06|07}.log

  • jpqmon_{00|01|02|03|04|05|06|07}.log

  • jpqnjpagt_{00|01|02|03|04|05|06|07}.log

2

JP1_DEFAULT\JP1NBQCLIENT\Log

"TraceLogFileSize"

dword:00000400

dword:00000C00

次のジョブ実行内部ログのサイズを3,072キロバイトにします。

  • jpqclient_{00|01|02|03|04|05|06|07|08|09}.log

  • jpqclientnjp_{00|01|02|03|04|05|06|07|08|09}.log

3

  • JP1_DEFAULT\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\MANAGER\Log

  • JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\MANAGER\Log

  • JP1_DEFAULT\JP1NBQMANAGER\Log

"TraceLogFileSize"

dword:00000200

dword:00000600

次のジョブ実行内部ログのサイズを1,536キロバイトにします。

  • jpqman_{00|01|02|03}.log

  • jpqmandb_{00|01|02|03}.log

  • jpqmannjp_{00|01|02|03}.log

4

  • JP1_DEFAULT\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\NOTIFY\Log

  • JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\NOTIFY\Log

"TraceLogFileSize"

dword:00000200

dword:00000600

次のジョブ実行内部ログのサイズを1,536キロバイトにします。

  • jpqnotify_{00|01}.log

  • jpqnotifynjp_{00|01}.log

(2) イベント・アクション制御に関する環境設定

イベント・アクション制御に関する環境設定パラメーターのうち,バージョン12-50のJP1/AJS3で初期値が推奨値に変更された環境設定パラメーターを次の表に示します。

注意事項

バージョン12-10以前のJP1/AJS3をバージョン12-50以降にバージョンアップインストールする場合,次の表の環境設定パラメーターの初期値は,バージョンアップ前の初期値を引き継ぎます。設定値を推奨値に変更したい場合は,設定を見直してください。

表C‒13 イベント・アクション制御に関する環境設定パラメーター

項番

定義キー

環境設定パラメーター

バージョン12-10以前の初期値

バージョン12-50以降の初期値

バージョン12-50以降の初期値での動作・条件

1

JP1_DEFAULT\JP1AJS2\SCHEDULER\EV\MANAGER\LOG

"LogSize_jpomanager"

dword:00200000

dword:00400000

次のイベント・アクション制御マネージャーログのサイズを4,096キロバイトにします。

  • スケジューラーサービス(共通)

    jpomanager{1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13}.log

2

"LogSize_jpomgrsub"

dword:00100000

dword:00300000

次のイベント・アクション制御マネージャーログのサイズを3,072キロバイトにします。

  • スケジューラーサービス(共通)

    jpomgrsub{1|2|3|4|5|6|7|8}.log

3

JP1_DEFAULT\JP1AOMAGENT\LOG

"LogSize_jpoagent"

dword:00100000

dword:00300000

次のイベント・アクション制御エージェントログのサイズを3,072キロバイトにします。

jpoagent{1|2|3|4|5|6|7|8}.log

4

"LogSize_jpoagtsub"

dword:00100000

dword:00200000

次のイベント・アクション制御エージェントログのサイズを2,048キロバイトにします。

jpoagtsub{1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13|14|15|16}.log

5

"LogSize_jpoeventwatch"

dword:00100000

dword:00900000

次のイベント監視ログのサイズを9,216キロバイトにします。

jpoeventwatch{1|2|3|4|5|6|7|8}.log