21.8.4 コンテナのホストマシンとコンテナ内で同時にJP1/AJS3を運用する場合の設定
コンテナのホストマシンとコンテナ内で同時にJP1/AJS3を運用する場合は,コンテナのホストマシンで環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTを「yes」に設定してください。環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTが「no」や未定義のコンテナのホストマシンでJP1/AJS3サービスを起動・停止した場合,コンテナのホストマシンで意図したJP1/AJS3サービスが起動しなかったり,コンテナ内の意図しないJP1/AJS3サービスが停止したりする場合があります。
コンテナのホストマシンで環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTを「yes」に設定する手順を次に示します。
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コンテナ上で動作する次のサービスを停止する。
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JP1/AJS3 Check Agentサービス
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JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス
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コンテナのホストマシンで次のサービスを停止する。
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JP1/AJS3 Check Agentサービス
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JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス
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コンテナのホストマシンで次のコマンドを実行して,環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTを「yes」に変更する。
jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\HOST]" "CONTAINER_HOST"="yes"
環境設定パラメーターの定義内容の詳細は「20.3.2(21) CONTAINER_HOST」を参照してください。
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コンテナのホストマシン上で運用する物理ホストのJP1/AJS3サービスで,自動起動および自動終了を設定する。
必要に応じて,自動起動・停止スクリプトに,コンテナのホストマシンとして運用する設定を行います。設定方法については,「15.10.1 JP1/AJS3サービスの自動起動および自動終了の設定」を参照してください。
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コンテナのホストマシン上で運用する論理ホストの,JP1/AJS3の起動および終了を制御する設定をする。
必要に応じて,論理ホスト環境のJP1/AJS3サービスを起動および終了時にJP1/AJS3を制御する設定で,コンテナのホストマシンとして運用する設定をします。設定方法については,「17.2.11 論理ホスト環境のJP1/AJS3の起動および終了を制御する設定」を参照してください。
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手順2で停止したサービスを再起動する。
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手順1で停止したコンテナ上のサービスを再起動する。