Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


15.1.4 スケジューラートレースログファイルの名称変更

スケジューラーサービスのトレースログファイル名のデフォルトは「/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog」です。このファイル名を任意のファイル名に変更できます。ファイル名の変更手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が構成定義に反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表15‒4 スケジューラートレースログファイルの名称変更のための環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER]

"TRACELOGFILE"=

スケジューラートレースログファイルの名称

注※

物理ホストおよびすべての論理ホストのスケジューラートレース情報が,ここで指定したファイルに記録されます。トレース情報を確実に記録できるように,必ずローカルディスク上のファイル名として指定してください。

なお,ファイルは,トレース情報が出力されたときに新規作成されます。したがって,既存のファイル名は指定しないでください。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.4.2(3) TRACELOGFILE」を参照してください。