15.1.4 スケジューラートレースログファイルの名称変更
スケジューラーサービスのトレースログファイル名のデフォルトは「/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog」です。このファイル名を任意のファイル名に変更できます。ファイル名の変更手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義手順
-
JP1/AJS3のサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
-
次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名"=定義内容
-
JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が構成定義に反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
定義キー |
環境設定パラメーター |
定義内容 |
---|---|---|
[JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER] |
"TRACELOGFILE"=※ |
スケジューラートレースログファイルの名称 |
- 注※
-
物理ホストおよびすべての論理ホストのスケジューラートレース情報が,ここで指定したファイルに記録されます。トレース情報を確実に記録できるように,必ずローカルディスク上のファイル名として指定してください。
なお,ファイルは,トレース情報が出力されたときに新規作成されます。したがって,既存のファイル名は指定しないでください。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.4.2(3) TRACELOGFILE」を参照してください。