4.1.1 計画実行登録
カレンダー情報や,ジョブネットに設定されたスケジュールルールに従ってスケジュールを算出し,ジョブネットを実行します。ただし,算出するスケジュールは擬似予定(シミュレーションによる実行予定)として扱われます。
- 〈この項の構成〉
(1) 計画実行登録の特徴
計画実行登録の特徴は次のとおりです。
(a) 実行契機
カレンダー情報や,ジョブネットに設定したスケジュールルールに従ってスケジュールを算出し,ジョブネットを実行します。ジョブネットの実行開始時に,次の実行予定をスケジュールとして確定します。
(b) スケジュールの一時変更
計画実行登録によって算出されるスケジュールの場合,次回実行予定に限って一時変更できます。ただし,それ以降のスケジュールは擬似予定であるため,変更できません。
(c) カレンダー情報やスケジュールルールの変更
計画実行登録によって算出されるスケジュールの場合,カレンダー情報やジョブネットのスケジュールルールを変更すると,その内容に基づいてスケジュールが再計算されます。したがって,例えば年度が変わって運用日・休業日を再設定したり,スケジュールルールが変更になったりした場合でも,実行登録を解除しないでカレンダー情報やスケジュールルールを変更できます。
(2) 計画実行登録のベターユース
次のような場合に使用することを推奨します。
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カレンダー情報やスケジュールルールを変更することがある場合
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ファイルの更新などユーザーの行動を契機として(起動条件の設定が前提),1日に決まった回数だけジョブネットを実行する場合
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一時的なスケジュール変更が生じない場合