付録B.7 11-50の変更内容
11-50での変更点をプログラムごとに示します。
- 〈この項の構成〉
(1) JP1/AJS3 - Managerの変更内容
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Web GUIで次の機能をサポートした。
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月間スケジュールの確認
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実行予定の追加
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計画一時変更(日時変更)
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計画一時変更(即時実行)
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計画一時変更(実行中止)
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計画一時変更(変更解除)
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遅延監視変更
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APIで,ユニット情報を取得する機能をサポートした。
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Web Consoleサーバ上のJavaヒープの最大サイズを変更できるようにし,デフォルト値を512(メガバイト)から2,048(メガバイト)に変更した。
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Web GUIに表示する状態表示色を変更できるようにした。
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Web GUIの[モニタ]ダイアログボックスおよび[モニタ]画面のマップエリアで,ユニット名とコメントを切り替えて表示できるようにした。
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スケジューラーサービスを多重起動した際のジョブのスループットを改善するために,次の機能を追加した。
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ジョブ実行時に使用するポート数を削減する機能
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トレースログをスケジューラーサービス単位で出力する機能
なお,内部処理の変更に伴い,複数のルートジョブネットが同時に開始する際の,JP1/AJS3の処理性能を改善した。これにより,スケジューラーサービスを単一で起動した際の,ジョブのスループットも改善している。
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1台のマネージャーホストに登録できる実行エージェントの最大数を,2,048台まで拡張できるようにした。
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JP1/IMでユニットのコメントを確認できるようにするため,オブジェクトタイプがJOBNETおよびJOBのJP1イベントの拡張属性(固有情報)に,ユニットのコメントを追加した。
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環境設定パラメーターを設定するコマンドを,jajs_configコマンドに統一した。
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スケジューラーサービスを再起動した際に,特定の条件に該当するジョブを「終了状態不明」状態ではなく「先行終了待ち」状態または「未実行終了」状態に遷移させるようにした。これによって,スケジューラーサービス再起動後のジョブの状態から,ユーザープログラムが起動したかどうかを判断できるようになった。
(2) JP1/AJS3 - Agentの変更内容
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環境設定パラメーターを設定するコマンドを,jajs_configコマンドに統一した。
(3) JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionの変更内容
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1日当たりに実行できるジョブ数を10回に制限した製品「JP1/AJS3 - Agent Minimal Edition」を追加した。