3.1.3 マクロ変数を使用した業務
マクロ変数とは,ジョブ実行時に情報を引き継ぐために使用する変数です。マクロ変数を使用すると,ジョブの実行ごとにパラメーターの値が変化するような処理を含んだ業務を自動化できます。
マクロ変数を使用すると,次のことができます。
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イベントジョブまたはカスタムイベントジョブで受信したイベント情報を後続ジョブへ引き継ぐ
イベントジョブまたはカスタムイベントジョブで受信したイベント情報(例えば,ファイル監視ジョブの場合,変更があったファイル名や更新日時など)を後続ジョブへ引き継ぐことができます。
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先行ジョブの標準出力ファイルから切り出した情報を後続ジョブへ引き継ぐ
引き継ぎ情報設定ジョブを使用すると,先行ジョブが出力した標準出力ファイルから,正規表現で切り出した情報を後続ジョブに引き継ぐことができます。
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実行登録時にジョブネットに指定した値を配下のユニットへ引き継ぐ
実行登録時に引き継ぎ情報(値)を指定すると,実行登録したジョブネット配下のユニットに定義されているマクロ変数に,値を引き継ぐことができます。
詳細については,次の個所を参照してください。
項番 |
内容 |
参照先 |
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1 |
マクロ変数の詳細 |
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 2.2.6 マクロ変数の使用を検討する」 |
2 |
イベントジョブおよびカスタムイベントジョブとマクロ変数 |
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 2.4.4(6) イベントジョブおよびカスタムイベントジョブの受信情報の引き継ぎ」 |
3 |
引き継ぎ情報設定ジョブとマクロ変数 |
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 2.4.9 動的に変わる情報を後続ユニットに引き継ぐ(引き継ぎ情報設定ジョブを使ったジョブネットの定義例)」 |
4 |
実行登録時のマクロ変数の指定 |