4.3 ジョブを定義する
ジョブネットの中に,ジョブおよびネストジョブネットを定義し,ネストジョブネットの配下に2つのジョブを定義します。さらに,それらのユニットを実行する順序を設定します。
前提条件
操作手順
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[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)の機能メニューエリアで[ジョブネット定義]をクリックする。
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ツリーエリアでジョブグループを選択し,リストエリアでジョブネットを選択する。
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[編集]−[編集]を選択する。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。
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[排他編集]をチェックする。
[排他編集]をチェックすることで,複数のユーザーが同時に同一のジョブネットを編集できないようにします。
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アイコンリストの[標準]タブのジョブアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。
ジョブの実行先ホストのOSがWindowsの場合はPCジョブアイコンを,Linuxの場合はUNIXジョブアイコンをドラッグします。ここでは,PCジョブアイコンをドラッグすることとします。
PCジョブアイコンをマップエリアにドロップすると,[詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックスが表示されます。
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ジョブの詳細定義を設定する。
主な設定項目について説明します。
項番
設定項目
説明
1
[ユニット名]
ジョブの名称を設定します。
2
[コメント]
任意のコメントを設定します。
3
[実行エージェント]
ジョブを実行する実行エージェントの名称を設定します。
空白にすると,上位のジョブネットの詳細定義に指定した実行エージェントで実行されます。
4
[実行ファイル名]
ジョブとして実行するファイルの名称を設定します。
5
[パラメーター]
[実行ファイル名]に指定したファイルの引数やパラメーターを設定します。
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[OK]をクリックする。
[詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックスが閉じます。
次に,ネストジョブネットを定義します。
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アイコンリストの[標準]タブのジョブネットアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。
ジョブネットアイコンをマップエリアにドロップすると,[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックスが表示されます。
-
ネストジョブネットの詳細定義を設定する。
主な設定項目について説明します。
項番
設定項目
説明
1
[ユニット名]
ネストジョブネットの名称を設定します。
2
[コメント]
任意のコメントを設定します。
3
[実行エージェント]
ネストジョブネットを実行する実行エージェントの名称を設定します。
空白にすると,上位のジョブネットの詳細定義に指定した実行エージェントで実行されます。
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[OK]をクリックする。
[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックスが閉じます。
次に,ネストジョブネット配下にジョブを2つ定義します。
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ツリーエリアで[+]をクリックしてジョブネットを展開し,ネストジョブネットを選択する。
マップエリアにネストジョブネットの配下が表示されます。
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ジョブを定義する。
ネストジョブネットの配下に,ジョブを2つ定義してください。ジョブの定義方法は,手順5.〜手順7.と同じです。
次に,これらのジョブの実行順序を定義します。
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関連線接続ボタンをクリックする。
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先に実行するジョブ,あとに実行するジョブの順でジョブのアイコンをクリックする。
この操作を関連づけといいます。
アイコン同士を関連づけると,先に実行するジョブからあとに実行するジョブへの矢印が引かれます。
次に,上位のジョブネット配下にもう1つジョブを定義し,関連づけます。
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ツリーエリアで,上位のジョブネットを選択する。
マップエリアに,関連づけがされていないアイコンが表示されます。
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ジョブを定義する。
マップエリアにPCジョブアイコンをドラッグアンドドロップして,ジョブをもう1つ定義してください。ジョブの定義方法は,手順5.〜手順7.と同じです。
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ジョブとネストジョブネットの関連づけをする。
関連線連続接続ボタンをクリックし,ジョブ,ネストジョブネット,ジョブの順で連続してクリックすると,複数の関連づけができます。
- ヒント
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誤って関連づけをした場合は,関連線削除ボタンをクリックしてから削除したい関連線をクリックすると,関連線を削除できます。
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マップエリアの空白部分をクリックし,関連づけを終了する。
マップエリアの空白部分をクリックすることで,関連線連続接続ボタンを使った関連づけが終了します。
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[ファイル]−[閉じる]を選択する。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウが閉じます。
操作結果
ジョブネットの中にジョブとネストジョブネットを定義できました。
次の作業
ジョブネットの運用スケジュールを設定します。
関連項目