21.8.3 Causal Engineがトラップを受け入れる期間の設定
広範囲のネットワークが一定の予測できる時間に利用できなくなる場合,NNMiではCausal Engineへのトラップの配信を阻止することで,Causal Engineの分析負荷を抑制できます。トラップの配信を阻止するには,NNMi管理者として,NNMi Causal Engineがイベントシステムからのトラップの受け入れを停止する期間を設定します。
- 重要
この機能は,NNMiコンソールに配信されるトラップには影響しません。
Causal Engineに配信されるトラップは,StatePollerをトリガーし,StatePollerのポーリングポリシーによって指示されたスケジュールよりも早くノードをポーリングする場合に使用されます。トラップの配信を阻止する場合,NNMiはStatePollerから更新情報を取得する前に,スケジュールされたポーリング間隔まで待機する必要があります。あらゆる場合に,NNMi Causal EngineはNNMi StatePollerからのステートフローを使用して,トラップがあるかないかにかかわらず同じ結論に達します。
Causal Engineがトラップの受け入れを停止する期間を設定するには,次の手順を実行します。
次のファイルを作成する。
Windows:%NNM_PROPS%\nms-apa.properties
Linux:$NNM_PROPS/nms-apa.properties
ファイルに次の内容を追加する。
PROPERTY NAME: com.hp.ov.nms.apa.trapGateSchedule
次の例をガイドラインとして使用します。
次の例では,トラップは深夜に流れ,午前8:30に阻止され,午前10:00に再度流れてから,午後4:30に再度阻止されます。
com.hp.ov.nms.apa.trapGateSchedule = ENABLE_APA_TRAPS 08:30 10:00 16:30
次の例では,トラップは深夜に阻止され,午前8:30に再度流れ,午前10:00に阻止されてから,午後4:30に再度流れます。
com.hp.ov.nms.apa.trapGateSchedule = DISABLE_APA_TRAPS 08:30 10:00 16:30
変更を保存する。
次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。
ovstop ovstart