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JP1 Version 13 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.5.36 仮想サーバのスナップショット削除

機能

VMware vSphere環境で,仮想サーバの指定されたスナップショットを削除します。

現在使用中のスナップショットを削除対象に指定した場合は,スナップショット作成元の仮想ディスクに変更が確定されます。

削除するスナップショットは,スナップショットのIDか,スナップショット名を指定することができます。

スナップショットのIDを指定する場合は,スナップショットのID(VMware.snapshotIdプロパティ)を使用してください。

スナップショット名を指定する場合,スナップショット名(VMware.snapshotNameプロパティ)を使用してください。

両方を指定した場合,またはどちらも指定しない場合,部品は異常終了します。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・vCenterサーバ

 VMware vCenter Serverがインストールされているサーバです。

・ESXサーバ

 VMware vSphere ESXiがインストールされているサーバです。

・vCenter操作サーバ(実行対象サーバ)

 VMware vSphere PowerCLIがインストールされているサーバです。JP1/AOによってこのサーバに部品が転送され,実行されます。

・仮想サーバ

 vCenterサーバおよびVMware vSphere ESXiによって管理されている仮想サーバです。

利用場面

スナップショットの削除に使用できます。

前提条件

【実行対象システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。

【実行対象システム内前提製品】

(1)vCenterサーバの前提製品

 ・VMware vCenter Server

(2)仮想サーバを管理するVMware vSphere ESXi

(3)仮想サーバの前提OS

vCenterサーバの前提製品/仮想サーバを管理するVMware vSphere ESXi/vCenter操作サーバの前提製品がサポートする構成の範囲で,次のOSがサポート範囲です。

 ・Windows Server

 ・Red Hat Enterprise Linux Server

【実行対象システム内前提製品の使用条件】

(1)VMware vSphere ESXiがVMware vCenter Serverで管理されていること。

(2)仮想サーバに関する条件

 ・同一のvCenterの管理下において,仮想サーバ名が重複しないこと。

 ・同一の仮想サーバ上において,スナップショット名が重複しないこと。

 ・仮想サーバに,VMware Toolsがインストールされていること。

【実行対象サーバ内前提製品】

 ・VMware PowerCLI

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server

注意事項

(1)この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2)Rawディスク,RDM物理モードディスク,および独立ディスクが設定されている仮想サーバを対象にしないでください。

実行権限

(1)VMware vCenter Serverに接続するユーザーに,システム管理者ロールの権限が必要です。

バージョン

02.11.00

部品のタグ

Delete VM Snapshot,VMware vSphere

タスクログに表示される部品の名称

vsphereRemoveSnapshot

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

23

異常(環境不正) 前提環境不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

VMware.vCenterServerName

vCenterサーバ名

VMware vCenter Serverのホスト名,またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

VMware.userName

VMware vCenter Serverに接続するためのユーザー名

VMware vCenter Serverに接続するためのユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

VMware.password

VMware vCenter Serverに接続するためのパスワード

VMware vCenter Serverに接続するためのパスワードを指定します。

− 

入力

○ 

VMware.portNumber

VMware vCenter Server接続用ポート番号

VMware vCenter Serverに接続するためのポート番号(VMware vCenter ServerのWebサービス用)を指定します。指定しなかった場合には,VMware vCenter Serverで設定されているデフォルト値で接続します。

443

入力

△ 

VMware.protocol

VMware vCenter Server接続用プロトコル

VMware vCenter Serverに接続するためのプロトコルを指定します。

https

入力

○ 

VMware.vmName

仮想サーバ名

仮想サーバの名称を指定します(VMware vCenter Serverにおける仮想サーバの表示名称です。OS上のホスト名ではありません)。

− 

入力

○ 

VMware.snapshotId

スナップショットのID

スナップショットのIDを指定します。

− 

入力

△ 

VMware.snapshotName

スナップショット名

スナップショットの名称を指定します。

− 

入力

△ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△