Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.5.19 データストア削除

機能

VMware vSphere環境において,VMware vSphere ESXiからデータストアを削除します。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・vCenterサーバ

 VMware vCenter Serverがインストールされているサーバです。

・ESXサーバ

 VMware vSphere ESXiがインストールされているサーバです。

・vCenter操作サーバ(実行対象サーバ)

 VMware vSphere PowerCLIがインストールされているサーバです。JP1/AOによってこのサーバに部品が転送され,実行されます。

利用場面

仮想サーバ削除によりデータストアが不用になった場合などの契機で,データストアを削除する際に利用できます。

前提条件

【実行対象システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。

【実行対象システム内前提製品】

(1)vCenterサーバの前提製品

 ・VMware vCenter Server

(2)ESXサーバの前提製品

 ・VMware vSphere ESXi

【実行対象システム内前提製品の使用条件】

(1)VMware vSphere ESXiがVMware vCenter Serverで管理されていること。

【実行対象サーバ内前提製品】

 ・VMware PowerCLI

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server

注意事項

(1)使用中の仮想サーバが削除対象のデータストアに格納されていないことを確認してください。

実行権限

(1)VMware vCenter Serverに接続するユーザーに,次の権限が必要です。

 対象とするESXサーバに対して「データストア−データストアの削除」の権限を持つロール,またはシステム管理者ロール

バージョン

04.00.00

部品のタグ

Delete Storage,VMware vSphere

タスクログに表示される部品の名称

vsphereDeleteDatastore

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

23

異常(環境不正) 前提環境不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

VMware.vCenterServerName

vCenterサーバ名

VMware vCenter Serverのホスト名,またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

VMware.userName

VMware vCenter Serverに接続するためのユーザー名

VMware vCenter Serverに接続するためのユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

VMware.password

VMware vCenter Serverに接続するためのパスワード

VMware vCenter Serverに接続するためのパスワードを指定します。

− 

入力

○ 

VMware.portNumber

VMware vCenter Server接続用ポート番号

VMware vCenter Serverに接続するためのポート番号(VMware vCenter ServerのWebサービス用)を指定します。指定しなかった場合には,VMware vCenter Serverで設定されているデフォルト値で接続します。

443

入力

△ 

VMware.protocol

VMware vCenter Server接続用プロトコル

VMware vCenter Serverに接続するためのプロトコルを指定します。

https

入力

○ 

VMware.vmHostName

ESXサーバ名

VMware vCenter Serverが管理する[ホストおよびクラスタ]に表示されるESXサーバ名を指定します。

− 

入力

○ 

VMware.dataStoreName

データストア名

削除するデータストアの名称を指定します。

− 

入力

○ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△