5.2.4 スタックの情報一覧取得
機能
この部品は,AWS CloudFormation環境で管理されているスタックの情報一覧を,CSV形式でAWS操作サーバ(実行対象サーバ)のファイルに出力します。
出力ファイルのエンコード形式は,AWS操作サーバ(実行対象サーバ)のシステムのデフォルトエンコーディングです。
この部品が前提とするサーバを次に示します。
・AWS操作サーバ(実行対象サーバ)
AWS Tools for Windows PowerShell(以降,「AWS Tools」と呼ぶ)がインストールされているサーバです。本製品によってこのサーバに部品が転送され,実行されます。
この部品内のスクリプトでは,次に示すAWS Toolsのコマンドレットを実行します。
・Get-CFNStack
AWS Toolsのコマンドレットの詳細については,AWSドキュメントの「AWS Tools for Windows PowerShell Cmdlet Reference」を参照してください。
出力するCSVファイルの項目を次に示します。
項目はコンマ区切りで出力します。
(a) スタック名(ヘッダー名:StackName)
(b) スタック作成時間(ヘッダー名:CreatedTime)
(c) スタックの状態(ヘッダー名:Status)
(d) スタックの説明(ヘッダー名:Description)
利用場面
この部品は,AWS CloudFormation環境で管理されているスタックの情報を取得する場合に使用できます。
前提条件
【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
・AWS Tools for Windows PowerShell
・Microsoft .Net Framework 3.5以降
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
・Windows Server
注意事項
(1) この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。
(2) スタック情報一覧出力ファイル名(AWS.stackInfoListOutputFileNameプロパティ)に指定したファイルが既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。
(3) 作成するファイルのパスに含まれるフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。
(4) その他の注意事項については,AWSドキュメントの「AWS Tools for Windows PowerShell Cmdlet Reference」の注意事項を参照してください。
実行権限
(1) AWSにログインするIAMユーザーが,次に示すアクションを行えるようにポリシー設定されている必要があります。
・スタックの情報取得
バージョン
02.01.00
部品のタグ
Gather VM information,AWS
タスクログに表示される部品の名称
awsOutputStackSpec
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
23 |
異常(環境不正) 前提環境不正 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
AWS.accessKeyId |
アクセスキーID |
AWSに接続するためのアクセスキーIDを指定します。 |
− |
入力 |
○ |
AWS.secretAccessKey |
シークレットアクセスキー |
AWSに接続するためのシークレットアクセスキーを指定します。 |
− |
入力 |
○ |
AWS.region |
リージョン |
接続先となるAWSのリージョンを指定します。 |
− |
入力 |
○ |
AWS.stackInfoListOutputFileName |
スタック情報一覧出力ファイル名 |
スタック情報一覧を出力するファイル名をフルパスで指定します。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |