4.16.14 時刻判定
機能
指定した判定対象の時刻が,指定した条件に一致するか判定します。
判定対象の時刻(common.criterionTimeプロパティ)について次に示します。
・「hh:mm」の形式で指定してください。
・省略した場合は,実行対象サーバの現在時刻が設定されます。
設定される現在時刻は,実行対象サーバに対してエージェントレス接続したユーザーに設定されているタイムゾーンに従った現在時刻です。
判定条件(common.conditionプロパティ)について次に示します。
・「hh:mm-hh:mm」の形式で指定してください。
1つ目の「hh:mm」は条件の開始時間を,2つ目の「hh:mm」には条件の終了時間を指定してください。
・次の条件を満たす場合に,当該条件に一致したと判定し,一致した条件(common.matchConditionOutputプロパティ)に出力文字列(common.conditionOutputプロパティ)を格納します。
条件の開始時間 ≦ 判定対象の時刻 < 条件の終了時間
・条件は最大10個まで指定できます。
指定した時刻が複数の条件に一致する場合は,条件の番号が小さいほうの条件が優先され,一致した条件(common.matchConditionOutputプロパティ)に該当する出力文字列(common.conditionOutputプロパティ)を格納します。
出力文字列(common.conditionOutputプロパティ)について次に示します。
・512文字以内の文字列を指定してください。
・省略した場合は,条件の番号が設定されます。
条件に一致しなかった場合の出力文字列(common.otherConditionOutputプロパティ)について次に示します。
・512文字以内の文字列を指定してください。
利用場面
値判定分岐部品と組み合わせて使用することで,時間によってフローを分岐する場合に使用できます。
前提条件
【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server
【実行対象サーバの使用条件】
なし。
注意事項
(1)この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。
(2)判定条件(common.conditionプロパティ)の開始時間と終了時間に同じ時間を指定しないでください。指定した場合,この部品が異常終了します。
バージョン
04.00.00
部品のタグ
Gather OS information,Windows
タスクログに表示される部品の名称
osJudgmentTime
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.criterionTime |
判定対象の時刻(hh:mm) |
判定対象となる時刻を指定します。省略すると,実行対象サーバの現在時刻が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition1 |
判定条件1(hh:mm-hh:mm) |
判定条件1を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
common.condition1Output |
出力文字列1 |
判定条件1に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"1"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition2 |
判定条件2(hh:mm-hh:mm) |
判定条件2を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition2Output |
出力文字列2 |
判定条件2に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"2"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition3 |
判定条件3(hh:mm-hh:mm) |
判定条件3を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition3Output |
出力文字列3 |
判定条件3に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"3"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition4 |
判定条件4(hh:mm-hh:mm) |
判定条件4を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition4Output |
出力文字列4 |
判定条件4に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"4"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition5 |
判定条件5(hh:mm-hh:mm) |
判定条件5を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition5Output |
出力文字列5 |
判定条件5に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"5"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition6 |
判定条件6(hh:mm-hh:mm) |
判定条件6を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition6Output |
出力文字列6 |
判定条件6に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"6"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition7 |
判定条件7(hh:mm-hh:mm) |
判定条件7を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition7Output |
出力文字列7 |
判定条件7に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"7"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition8 |
判定条件8(hh:mm-hh:mm) |
判定条件8を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition8Output |
出力文字列8 |
判定条件8に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"8"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition9 |
判定条件9(hh:mm-hh:mm) |
判定条件9を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition9Output |
出力文字列9 |
判定条件9に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"9"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition10 |
判定条件10(hh:mm-hh:mm) |
判定条件10を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.condition10Output |
出力文字列10 |
判定条件10に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"10"が設定されます。 |
− |
入力 |
△ |
common.otherConditionOutput |
条件に一致しなかった場合の出力文字列 |
すべての判定条件に一致しなかった場合に出力する文字列を指定します。 |
99 |
入力 |
○ |
common.matchConditionOutput |
一致した条件 |
一致した判定条件の出力文字列,または判定条件に一致しなかった場合の出力文字列が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |