4.13.22 ファイルのコピー
機能
この部品は,指定したパスのファイルまたはフォルダを,指定したファイルまたはフォルダにコピーします。
この部品では,次のサーバを前提とします。
・実行対象サーバ
ファイルまたはフォルダのコピーを実行するサーバです。
実行対象サーバのOSがUNIXの場合,プロパティcommon.permissionOptionに1を設定することで,オーナー,グループ,パーミッション,タイムスタンプを保持したままコピーを実行します。UNIXにおいてこれらの属性の保持を行わずにコピーを実行したい場合,またはOSがWindowsの場合は該当プロパティの値を0に設定してください。
利用場面
アプリケーションの定義ファイルを退避する,コマンドの実行結果をファイル出力してコピーするなどに利用できます。
前提条件
【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
(3) Oracle Linux
【実行対象サーバの使用条件】
なし。
注意事項
(1)プロパティcommon.destFilePathに既存のファイルやフォルダを指定した場合,上書きコピーを実行します。
(2)プロパティcommon.sourceFilePathに指定したフォルダに隠しファイルが含まれる場合,隠しファイルはコピーされません。
バージョン
04.00.00
部品のタグ
Control OS,Windows,Linux
タスクログに表示される部品の名称
osCopyFile
戻り値
|
戻り値 |
説明 |
|---|---|
|
0 |
正常 |
|
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
|
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
|
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
|
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
|---|---|---|---|---|---|
|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
localhost |
入力 |
○ |
|
common.sourceFilePath |
コピー元ファイルのフルパス |
コピー元ファイルまたはフォルダをフルパスで指定します。 |
− |
入力 |
○ |
|
common.destFilePath |
コピー先ファイルのフルパス |
コピー先ファイルまたはフォルダをフルパスで指定します。 |
− |
入力 |
○ |
|
common.permissionOption |
ファイルの属性を保持するかどうか |
ファイルの属性(mode,ownership,timestamps)をコピーするかどうかを指定します。コピーする場合は1,コピーしない場合は0を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
|
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |