4.12.8 バックアップポリシーへのスケジュール追加
機能
この部品は,JP1/VERITAS NetBackupと連携し,指定したバックアップポリシーにスケジュールを追加します。
この部品が前提とするサーバを次に示します。
・JP1/VERITAS NetBackup(実行対象サーバ)
JP1/VERITAS NetBackup(マスターサーバ)が動作するサーバです。本製品によってこのサーバに部品が転送され,実行されます。
この部品内のスクリプトでは,次に示すコマンドを実行します。
・bpplsched "バックアップポリシー名(JP1VERITAS.backupPolicyNameプロパティ)"
-add "スケジュールラベル(JP1VERITAS.scheduleLabelプロパティ)"
-st "スケジュールタイプ(JP1VERITAS.scheduleTypeプロパティ)"
JP1/VERITAS NetBackupのbpplschedコマンドの詳細については,JP1/VERITAS NetBackupマニュアルの同コマンドを参照してください。
利用場面
バックアップポリシーを作成・設定は,次の部品を使って使用できます。
・バックアップポリシーの作成
・バックアップポリシーの初期化
・バックアップポリシーの属性変更
・バックアップポリシーへのスケジュール追加
・バックアップポリシーへのスケジュール属性変更
・バックアップポリシーへのクライアント追加
・バックアップポリシーへのファイルリスト追加
前提条件
【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
(1) JP1/VERITAS
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server
【実行対象システム内前提製品の使用条件】
特になし。
注意事項
(1) この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。
(2) バックアップポリシー名(JP1VERITAS.backupPolicyNameプロパティ)には,半角英数字および「.」,「-」,「+」,「_」は指定可能です。但し,先頭および末尾に「.」,「-」を指定した場合および指定可能文字以外を指定した場合,タスクが異常終了します。
(3) その他の注意事項については,JP1/VERITAS NetBackupマニュアルの同コマンドの注意事項を参照してください。
実行権限
Administratorsグループに属するユーザーであること。
バージョン
02.01.00
部品のタグ
Control JP1,VERITAS,Windows
タスクログに表示される部品の名称
jp1veritasAddSchedule
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
JP1VERITAS.backupPolicyName |
バックアップポリシー名 |
バックアップポリシー名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
JP1VERITAS.scheduleLabel |
スケジュールラベル |
スケジュールのラベルを指定します。 |
− |
入力 |
○ |
JP1VERITAS.scheduleType |
スケジュールタイプ |
スケジュール形式として次のどれかを指定します。FULL(完全バックアップ),INCR(差分増分バックアップ),CINC(累積増分バックアップ),UBAK(ユーザーバックアップ),UARC(ユーザーアーカイブ) |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |