4.8.2 JP1イベントの対処状況変更
機能
指定したサーバのJP1/IM - Manager(以降,JP1/IMと呼びます)に対し,発生している重要なJP1イベントの対処状況の変更を行います。
また,JP1/IM - Viewの[重要イベント]ページからJP1イベントを削除します。
次に示す重要イベント対処状況キーの指定によって,対処状況を変更します。
(凡例)キー:変更後の対処状況
PROCESSED:対処済
PROCESSING:処理中
HELD:保留
UNPROCESSED:未対処
この部品では,次のサーバを前提とします。
・監視サーバ(実行対象サーバ)
JP1/IM - Managerがインストールされているサーバです。
利用場面
障害回復時に発行済みのJP1イベントを対処済みに変更し,JP1/IM - Viewから削除する場合に使用します。
前提条件
【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
(1) JP1/IM - Manager
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
(1)JP1/IMが稼働していること。
実行権限
Windows の場合:Administrators権限
UNIXの場合:なし
バージョン
04.00.00
部品のタグ
Control JP1,IM,Windows,Linux
タスクログに表示される部品の名称
jp1imChangeEventStatus
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
13 |
異常(ユーザーミス) 認証不可 |
20 |
異常(ユーザーミス) その他ユーザーエラー |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
25 |
異常(環境不正) 通信エラー |
26 |
異常(連携製品トラブル) 内部エラー |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
42 |
異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
JP1IM.jp1imLHostName |
JP1/IMの論理ホスト名 |
JP1/IMの論理ホスト名を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
JP1IM.severeEventResponseStatusKey |
重要イベント対処状況キー |
重要イベントの対処状況を表すキー値を指定します。PROCESSED,PROCESSING,HELD,UNPROCESSEDのどれかのキーを指定してください。 |
− |
入力 |
○ |
JP1IM.deleteSevereEventFromIMView |
JP1/IM-Viewからの重要イベント削除の要否 |
指定した重要イベントをJP1/IM - Viewの画面から削除するかどうか指定します。削除する場合は必ず"yes"を入力してください。それ以外の値または空欄の場合,JP1/IM - Viewから削除しません。なお,イベントDBからは削除されません。 |
− |
入力 |
△ |
JP1IM.serialNumber |
イベントDB内通し番号 |
対処状況を変更する重要イベントのイベントDB内通し番号を指定します。イベントDB内通し番号は,最大10個指定できます。複数指定する場合は,通し番号と通し番号の間をコンマで区切ります。コンマの前後に空白を指定できません。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |