4.5.1 JP1サイレントインストール(UNIX)
機能
この部品は,UNIXの実行対象サーバで,Hitachi PP Installerの媒体に格納されているJP1製品をサイレントインストールします。
この部品が前提とするサーバを次に示します。
・実行対象サーバ
この部品を実行する対象となるサーバです。
この部品の適用範囲は「JP1 Version 11 以降」です。
この部品内のスクリプトでは次に示す処理を行います。
・次のコマンドを実行します。
"インストーラーの媒体配置パス(JP1.mediaStoredPathプロパティ)の値/製品のプラットフォーム区分(JP1.productPlatformTypeプロパティ)の値/setup"
-f
-k "製品の型名(JP1.productModelプロパティ)の値"
"インストーラーの媒体配置パス(JP1.mediaStoredPathプロパティ)の値"
setupコマンドの引数に指定する値については,インストールするJP1製品のリリースノート内でサイレントインストール機能によるインストール方法について記載している箇所を参照してください。
利用場面
Hitachi PP Installerの媒体に格納されているJP1製品をサイレントインストールする場合に使用します。
前提条件
【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
インストールするJP1製品のリリースノートを参照してください。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Red Hat Enterprise Linux Server
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
インストールするJP1製品のリリースノートを参照してください。
注意事項
(1) 部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。
(2) パスを指定するプロパティに「 」(半角スペース),「!」,「$」,「¥」,「`」を含む文字列は指定しないでください。
実行権限
(1) 実行サーバに接続する際のユーザーは,JP1製品をインストールするために必要な権限を持っている必要があります。
バージョン
02.01.00
部品のタグ
Configure JP1,Linux
タスクログに表示される部品の名称
jp1commonSilentInstall_Unix
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
JP1.mediaStoredPath |
インストーラーの媒体配置パス |
日立総合インストーラーの媒体が配置されているパスをフルパスで指定します。 |
− |
入力 |
○ |
JP1.productPlatformType |
製品のプラットフォーム区分 |
インストールする製品のプラットフォーム区分を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
JP1.productModel |
製品の形名 |
インストールする製品の形名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |