4.2.7 標準出力部品
機能
この部品は,バージョンが10-02以前のJP1/AO同梱版サービステンプレートおよびJP1/AO Content Pack版サービステンプレートとの互換用部品です。
次の値を組み合わせて,標準出力に出力できます。
-
サービスプロパティの値
-
予約プロパティの値
-
リテラル文字列
これによって,JP1/AOのステップが標準出力ファイルに出力した値を,JP1/AJS3の引き継ぎ情報設定ジョブでマクロ変数に反映できるようになります。なお,標準出力ファイルに出力した値をマクロ変数に反映するには,事前に設定が必要です。
注意事項
-
部品の実行中にタスクを実行停止した場合は,標準出力部品の処理が完了してからタスクの状態が「失敗」または「正常終了」になります。部品の実行が終了したときのステップおよびタスクの状態は,ステップの戻り値および後続ステップ実行条件によって決まります。後続ステップ実行条件は,[ステップ作成]ダイアログボックスまたは[ステップ編集]ダイアログボックスで設定できます。
-
部品の実行中にタスクを強制停止した場合は,実行中の処理が直ちに終了され,タスクの状態が「失敗」になります。なお,[タスク]画面の[フロー]エリアに表示されるステップの戻り値は,80になります。タスクログに出力される戻り値は,強制停止したタイミングによって異なります。
バージョン
01.00.01
タグ
なし
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常に終了した。 |
65 |
JP1/AOサーバとの接続に失敗した。例えば,部品実行中にJP1/AOサーバが停止された場合が該当する。 |
66 |
次のユーザーがJP1ユーザーにマッピングされている。
|
68 |
対象のジョブ実行IDに関する情報がない。 |
69 |
タスク処理エンジンの環境変数の取得に失敗した。 |
80 |
タスクの実行を停止した。 |
81 |
部品が不正な状態で呼び出された。 |
82 |
タスク処理エンジンからの要求メッセージを正しくパースできない。 |
83 |
JP1/AOサーバの環境が壊れている。 |
84 |
指定された部品の情報が取得できない。 |
86 |
指定したプロパティ値に誤りがある。 |
127 |
そのほかのエラーが発生した。 |
プロパティ一覧
プロパティを次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
stdoutProperty |
標準出力値 |
標準出力に出力したい値を指定します。次の形式で指定できます。また,これらを組み合わせることも可能です。
|
− |
入力 |
○ |
出力できる予約プロパティ
標準出力部品で出力できる予約プロパティを次に示します。
予約プロパティ |
出力可否 |
---|---|
reserved.loop.index |
○ |
reserved.loop.input |
○ |
reserved.loop.output |
○ |
reserved.service.name |
○ |
reserved.service.serviceGroupName |
○ |
reserved.step.path |
○ |
reserved.step.prevReturnCode |
○ |
reserved.task.description |
○ |
reserved.task.dir |
○ |
reserved.task.id |
○ |
reserved.task.name |
○ |
reserved.task.submitter |
○ |
reserved.task.tags |
○ |
reserved.task.url |
○ |
reserved.terminal.account |
× |
reserved.terminal.password |
× |
reserved.terminal.suPassword |
× |
- (凡例)
-
○:出力できます。 ×:出力できません。
関連トピック
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マニュアル「JP1/AO サービステンプレート開発ガイド」−「予約プロパティ一覧」のトピック