2.9.5 OSユーザーの一覧取得
機能
このサービステンプレートは,Windows/UNIXのOSユーザーの一覧を取得します。
このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。
・Windowsサーバ
・UNIXサーバ
次の作業を実施します。
(1)OSユーザーの一覧を取得し,指定されたファイルにテキスト形式で出力します。Windowsの場合,ファイルの出力フォーマットは,net userコマンドの出力結果と同じ形式です。
(2)ファイルをローカルサーバの指定されたフォルダに転送します。Windows/UNIXサーバ上の転送元ファイルは削除します。
前提条件
【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
なし。
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
(3) Oracle Linux
【システム内前提製品の使用条件】
なし。
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
なし。
注意事項
(1)UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
(2)OSユーザーの一覧を取得するサーバのOSがWindowsでマルチバイト文字を指定する場合は,出力ファイル名(リモート)プロパティの指定値は256バイト以内となるよう指定してください。
(3)マルチバイト文字を指定する場合は,出力ファイル名(ローカル)プロパティの指定値は256バイト以内となるよう指定してください。
(4)リモートおよびローカルに指定するファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。
(5)リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。
バージョン
04.00.00
タグ
Gather OS information,Linux,Windows
プロパティ一覧
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
OS.targetHost |
Windows/UNIXサーバのホスト名 |
OSのユーザーの一覧を取得するWindowsサーバまたはUNIXサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
入力 |
無効 |
○ |
OS.userType |
OSユーザー種別 |
操作対象のOSユーザー種別をlocal(ローカル)またはdomain(ドメイン)で指定します。このプロパティはエージェントサーバのOSがWindowsの場合だけ有効です。 |
入力 |
無効 |
△ |
OS.listOutputFileNameRemote |
出力ファイル名(リモート) |
OSユーザーの一覧を出力するWindowsサーバまたはUNIXサーバのファイル名をフルパスで指定します。転送後にリモートのファイルは削除されます。 |
入力 |
無効 |
○ |
OS.listOutputFileNameLocal |
出力ファイル名(ローカル) |
OSユーザーの一覧を出力するローカルのファイル名を指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
OS.targetHost |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
OS.userType |
次の値のどれかを選択する。 local,domain |
OS.listOutputFileNameRemote |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」を除く。 |
OS.listOutputFileNameLocal |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」を除く。 |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
階層 |
[タスク詳細]画面での表示名 |
ステップ名 |
部品 |
||
---|---|---|---|---|---|
部品名 |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
1 |
OSユーザーの一覧取得 |
OSユーザーの一覧取得 |
OSユーザーの一覧取得 |
Windows/UNIXのOSユーザーの一覧を取得します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
2 |
ファイル転送 |
ファイル転送 |
ファイル転送部品 |
OSユーザーの一覧を転送します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
3 |
一時ファイル削除 |
一時ファイル削除 |
ファイル削除 |
一時ファイルを削除します。 |
対象サーバにファイルが残っています。手動で削除してください。 |