2.7.3 JP1イベントの対処状況変更
機能
JP1/IM - ManagerのイベントDBに登録されているJP1イベントの対処状況を変更します。
また,JP1/IM - Viewの[重要イベント]ページからJP1イベントを削除します。
障害回復時に発行済みのJP1イベントを対処済みに変更し,JP1/IM - Viewから削除する場合などに使用します。
このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。
・監視サーバ
JP1/IM - Managerが動作するサーバです。
処理の概要を次に示します。
(1)JP1/IM - ManagerのイベントDBに登録されているJP1イベントの対処状況を変更します。
JP1/IM - Viewの[重要イベント]ページからJP1イベントを削除する場合は,JP1/IM-Viewからの重要イベント削除の要否プロパティ(jp1im.deleteSevereEventFromIMView)をyesに設定してください。
次に示す重要イベント対処状況キーの指定によって,対処状況を変更します。
(凡例)キー:変更後の対処状況
PROCESSED:対処済
PROCESSING:処理中
HELD:保留
UNPROCESSED:未対処
前提条件
【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
(1) JP1/IM - Manager
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
(1)JP1/IM - Managerが稼働していること。
バージョン
04.00.00
タグ
Configure JP1,IM
プロパティ一覧
プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。
プロパティグループ |
説明 |
初期表示 |
---|---|---|
監視システム環境情報 |
監視サーバの環境情報を指定してください。 |
表示されます。 |
JP1の重要イベントの情報 |
対処状況を変更するJP1イベントの情報を指定してください。 |
表示されます。 |
[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1im.jp1imHostName |
JP1/IMのホスト名 |
JP1/IMがインストールされているホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
jp1im.jp1imLHostName |
JP1/IMの論理ホスト名 |
JP1/IMがクラスタ構成の場合,JP1/IMの論理ホスト名を指定します。 |
入力 |
無効 |
△ |
監視システム環境情報 |
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1im.serialNumber |
イベントDB内通し番号 |
対処状況を変更する重要イベントのイベントDB内通し番号を指定します。イベントDB内通し番号は,最大10個指定できます。複数指定する場合は,通し番号と通し番号の間をコンマで区切ります。 |
入力 |
無効 |
○ |
JP1の重要イベントの情報 |
jp1im.severeEventResponseStatusKey |
重要イベント対処状況キー |
重要イベントの対処状況を表すキー値を指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
JP1の重要イベントの情報 |
jp1im.deleteSevereEventFromIMView |
JP1/IM-Viewからの重要イベント削除の要否 |
指定した重要イベントをJP1/IM - Viewの画面から削除するかどうか指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
JP1の重要イベントの情報 |
[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1im.jp1imHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
jp1im.jp1imLHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1im.serialNumber |
109文字以内の半角数字および「,」。 |
jp1im.severeEventResponseStatusKey |
次の値のどれかを選択する。 PROCESSED,PROCESSING,HELD,UNPROCESSED |
jp1im.deleteSevereEventFromIMView |
次の値のどれかを選択する。 yes,no |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
階層 |
[タスク詳細]画面での表示名 |
ステップ名 |
部品 |
||
---|---|---|---|---|---|
部品名 |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
1 |
JP1イベントの対処状況変更 |
JP1イベントの対処状況変更 |
JP1イベントの対処状況変更 |
JP1イベントの対処状況を変更します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |