2.5.24 JP1ユーザーマッピング定義取得
機能
このサービステンプレートは,JP1/BaseのJP1ユーザーとOSマッピング情報をユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)の形式で取得します。
次の作業を実施します。
(1)指定されたファイルにJP1ユーザーとOSマッピング情報をテキスト形式(ユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)と同じ形式)で出力します。ファイルの出力形式は,JP1/Baseのjbsgetumapコマンドの出力結果と同じ形式です。
前提条件
【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
(1) JP1/Baseが稼働していること。
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
(1) 認証サーバの設定がされていること。
(2) JP1/Baseのjbsgetumapコマンドの使用条件を満たしていること。
注意事項
(1) UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
(2) リモートおよびローカルに指定するファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。
(3) リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。
バージョン
04.00.00
タグ
Gather JP1 information,Base
プロパティ一覧
プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。
プロパティグループ |
説明 |
初期表示 |
---|---|---|
監視システム環境情報 |
JP1/Baseの環境情報を指定してください。 |
表示されます。 |
JP1ユーザーマッピング取得情報 |
取得するJP1ユーザーマッピングに関する情報を指定してください。 |
表示されます。 |
[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameRemote |
JP1ユーザーマッピング定義出力ファイル名(リモート) |
JP1/Baseのホスト上にJP1ユーザーマッピング定義を出力するファイル名をフルパスで指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
JP1ユーザーマッピング取得情報 |
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1base.jp1BaseHostName |
JP1/Baseのホスト名 |
JP1/Baseがインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
jp1base.jp1BaseLHostName |
JP1/Baseの論理ホスト名 |
エージェントサーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,JP1/Baseの論理ホスト名を指定します。 |
入力 |
無効 |
△ |
監視システム環境情報 |
jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameLocal |
JP1ユーザーマッピング定義出力ファイル名(ローカル) |
JP1ユーザーマッピング定義を取得するJP1/AOサーバのファイル名をフルパスで指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
JP1ユーザーマッピング取得情報 |
[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameRemote |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」,「/」を除く。 |
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1base.jp1BaseHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
jp1base.jp1BaseLHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameLocal |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」,「/」を除く。 |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
階層 |
[タスク詳細]画面での表示名 |
ステップ名 |
部品 |
||
---|---|---|---|---|---|
部品名 |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
1 |
JP1ユーザーとOSユーザーマッピング定義取得 |
JP1ユーザーとOSユーザーマッピング定義取得 |
マッピング情報の確認 |
JP1ユーザーとOSユーザーマッピング定義を取得します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
2 |
ファイル転送 |
ファイル転送 |
ファイル転送部品 |
JP1ユーザーマッピング定義を転送します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
3 |
一時ファイル削除 |
一時ファイル削除 |
ファイル削除 |
一時ファイルを削除します。 |
対象サーバにファイルが残っています。手動で削除してください。 |