2.4.10 監視設定削除
機能
JP1/Cm2/NNMiおよびJP1/PFMから複数の監視対象ノードを削除します。
このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。
・NNMiサーバ
JP1/Cm2/NNMiがインストールされているサーバです。
・PFM管理サーバ
JP1/PFM - ManagerおよびJP1/PFM - Web Consoleがインストールされているサーバです。
・PFM-RMサーバ
JP1/PFM - RM for Platformがインストールされているサーバです。
・監視対象サーバ
JP1/Cm2/NNMiおよびJP1/PFMの監視対象として設定するサーバです。
処理の概要を次に示します。
1.NNMiサーバのJP1/Cm2/NNMiから監視対象サーバを削除します。
2.JP1/PFMから監視対象サーバを削除します。次の処理を実施します。
(1)PFM管理サーバにおいてアラームテーブルのアンバインドを行います。
(2)PFM-RMサーバに対してJP1/PFM - RM for Platformのリモートエージェントの削除を行います。
(3)PFM管理サーバのJP1/PFM - Web Consoleに対してエージェント階層を設定します。
前提条件
【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
(1) JP1/NNMi
(2) JP1/PFM - Manager
JP1/PFM - Web Console
JP1/PFM - RM
JP1/PFM - Base
(3) JP1/PFM - Manager,JP1/PFM - Web Consoleが同一のサーバにインストールされていること。
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
・JP1/NNMiの場合
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
・bind-utils パッケージがインストールされていること。
・JP1/PFMの場合
(1) Windows Server 2016 Standard/Datacenter
(2) Windows Server 2019 Standard/Datacenter
(3) Windows Server 2022 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux Server 7
・bind-utils パッケージがインストールされていること。
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 8
・bind-utils パッケージがインストールされていること。
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
(1) PFM-RMサーバがクラスタ構成の場合,プロパティjp1pfm.pfmRMHostNameには論理ホストが動作している物理ホスト名を,プロパティjp1pfm.jp1pfmRMLHostNameには論理ホスト名を指定してください。
(2) JP1/PFMのエージェント階層の設定を行う場合,JP1/AOサーバ上に,PFM管理サーバに転送する次のファイルが格納されていること。
・エージェント階層定義ファイル(jpcconf agttree importで指定するファイル名) (任意)
このファイル名の指定がない場合,エージェント階層を設定しません。
・上記ファイルをプロパティに指定するときは必ず転送元と転送先の両方をあわせて指定してください。
(3) JP1/AOサーバ上で,監視対象サーバの名前解決ができること。
(4) このサービスを実行する場合,エージェントレス接続先としてJP1/AOサーバ(""localhost""で解決されるループバックアドレス)および接続先となるサーバを設定する必要があります。
(5) アラームテーブル名の欄が空欄の場合は,このサービステンプレートがデフォルトとするアラームテーブル(PFM RM Platform Template Alarms 09.00)をアンバインドします。
(6) JP1/PFMでプロダクト名表示機能が有効になっていること。
注意事項
(1)このサービスを同一のNNMiサーバ,PFM管理サーバおよびPFM-RMサーバに複数同時に実行しないでください。
(2)監視対象サーバのIPアドレスにはIPv6は指定できません。
(3)JP1/PFMの監視対象に含まれていないIPアドレスを指定すると,サービスは異常終了します。
(4)このサービスでアンバインドするアラームテーブルは1つだけです。2つ以上のアラームテーブルがバインドされている監視対象サーバに対して,このサービスを実行しないでください。
(5)監視対象サーバのIPアドレスには,最大50台指定できます。
(6)JP1/Cm2/NNMiにノードとして登録されている監視対象サーバが,次のどれかの名称と異なる場合は,JP1/Cm2/NNMiから監視対象サーバは削除できません。
・指定したIPアドレス
・指定したIPアドレスからJP1/AOサーバ上で名前解決したホスト名
監視対象サーバの削除に失敗した場合,サービスは異常終了します。
また,サービスが異常終了した場合は手動でJP1/Cm2/NNMiおよびJP1/PFMから監視対象サーバの設定を削除してください。
(7)UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
(8)リモートに指定するファイル名が既に存在する場合,リモートのファイルを上書きおよび削除します。指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。
(9)リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。
バージョン
04.00.00
タグ
Configure JP1,NNMi,PFM
プロパティ一覧
プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。
|
プロパティグループ |
説明 |
初期表示 |
|---|---|---|
|
監視システム環境情報 |
NNMiサーバ,PFM管理サーバおよびPFM-RMサーバの環境情報を指定してください。 |
表示されます。 |
|
監視情報 |
削除する監視対象サーバの監視情報を設定してください。 |
表示されます。 |
|
オプション監視情報 |
PFM管理サーバに対するエージェント階層定義およびアラームテーブルの設定(アンバインド)を指定してください。 |
表示されません。 |
[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
|
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
jp1cm2nnm.nnmHostName |
NNMiサーバのホスト名 |
JP1/Cm2/NNMiがインストールされているサーバのホスト名を指定します。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
|
jp1pfm.pfmHostName |
PFM管理サーバのホスト名 |
JP1/PFM - ManagerおよびJP1/PFM - Web Consoleがインストールされたサーバのホスト名を指定します。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
|
jp1pfm.pfmRMHostName |
PFM-RMサーバのホスト名 |
JP1/PFM - RM for Platformがインストールされたサーバのホスト名を指定します。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
|
jp1pfm.instance |
JP1/PFM - RMのインスタンス名 |
監視対象サーバのリモートエージェントが属するJP1/PFM - RM for Platformのインスタンス名を指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視情報 |
|
jp1pfm.agentLevelDefFileNameLocal |
エージェント階層定義ファイル(ローカル) |
JP1/AOサーバから転送するエージェント階層定義ファイルをフルパスで指定します。指定しなかった場合,転送および設定は実行されません。 |
入力 |
無効 |
△ |
オプション監視情報 |
|
jp1pfm.agentLevelDefFileNameRemote |
エージェント階層定義ファイル(リモート) |
PFM管理サーバへエージェント階層定義ファイルを転送する際の転送先ファイルパスをフルパスで指定します。 |
入力 |
無効 |
△ |
オプション監視情報 |
|
jp1pfm.alarmTableName |
アラームテーブル名 |
PFM-RMサーバのリモートエージェントからアンバインドするアラームテーブル名を指定します。 |
入力 |
無効 |
△ |
オプション監視情報 |
|
jp1pfm.jp1pfmLHostName |
JP1/PFM - Managerの論理ホスト名 |
JP1/PFM - Managerがクラスタ構成の場合に,JP1/PFM - Managerの論理ホスト名を指定します。 |
入力 |
無効 |
△ |
監視システム環境情報 |
|
jp1pfm.jp1pfmRMLHostName |
JP1/PFM - RMの論理ホスト名 |
JP1/PFM - RM for Platformがクラスタ構成の場合に,JP1/PFM - RM for Platformの論理ホスト名を指定します。 |
入力 |
無効 |
△ |
監視システム環境情報 |
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。
|
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
common.foreachIPaddress |
監視対象サーバのIPアドレス |
監視対象サーバのIPアドレスを指定します。複数指定する場合はコンマで区切ってください。IPv6アドレスには対応していません。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視情報 |
[タスク詳細]画面にだけ表示されるプロパティの一覧を次に示します。
|
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
|---|---|---|---|---|
|
common.taskResult |
繰り返しタスクの実行結果 |
タスクごとの成功(true),失敗(false)をコンマ区切りで出力します。 |
出力 |
無効 |
[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
|
プロパティキー |
入力可能文字 |
|---|---|
|
jp1cm2nnm.nnmHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
|
jp1pfm.pfmHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
|
jp1pfm.pfmRMHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
|
jp1pfm.instance |
32文字以内の半角英数字。 |
|
jp1pfm.agentLevelDefFileNameLocal |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「"」,「?」,「!」を除く。 |
|
jp1pfm.agentLevelDefFileNameRemote |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「"」,「!」,「`」を除く。 |
|
jp1pfm.alarmTableName |
64文字以内の文字列。ただし,「¥」,「!」,「"」,「#」,「$」,「&」,「'」,「*」,「+」,「:」,「;」,「,」,「<」,「>」,「=」,「?」,「^」,「~」,「`」,「{」,「}」,「|」を除く。 |
|
jp1pfm.jp1pfmLHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
|
jp1pfm.jp1pfmRMLHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
|
プロパティキー |
入力可能文字 |
|---|---|
|
common.foreachIPaddress |
1024文字以内の半角数字および「.」,「,」。 |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
|
階層 |
[タスク詳細]画面での表示名 |
ステップ名 |
部品 |
||
|---|---|---|---|---|---|
|
部品名 |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
|
1 |
監視設定削除 |
監視設定削除 |
繰り返し実行部品 |
JP1/Cm2/NNMiおよびJP1/PFMから複数の監視対象サーバを削除します。 |
繰り返されるジョブネット内の指示に従ってください。 |
|
2 |
エージェント階層設定 |
エージェント階層設定 |
階層フロー部品 |
JP1/PFMのエージェント階層を設定します。 |
− |
|
2-3 |
値判定分岐部品 |
エージェント階層定義ファイルが指定されているか判定します。 |
エージェント階層を設定する場合は,手動で行ってください。 |
||
|
2-4 |
階層フロー部品 |
JP1/PFMのエージェント階層を設定します。 |
− |
||
|
2-4-1 |
ファイル転送部品 |
PFM管理サーバにエージェント階層定義ファイルを転送します。 |
エージェント階層を設定する場合は,手動で行ってください。 |
||
|
2-4-2 |
エージェント階層設定 |
JP1/PFMのエージェント階層を設定します。 |
エージェント階層を設定する場合は,手動で行ってください。 |
||
|
2-4-3 |
ファイル削除 |
指定されたファイルを削除します。 |
手動でファイルを削除してください。 |
||
|
2-5 |
サービス情報同期 |
JP1/PFM - Managerのサービス情報をJP1/PFM - Web Consoleに同期させます。 |
サービス情報を同期させる場合は,PFM管理サーバでjpctool service syncコマンドを実行してください。 |
||