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JP1 Version 13 JP1/Base 運用ガイド


付録L.1 オートスケール機能と連携して運用する場合のシステム構成

オートスケール機能と連携して運用する場合のシステム構成について説明します。

システムは監視対象となるホスト(エージェントホスト)と,エージェントを監視するホスト(マネージャーホスト)で構成されます。

図L‒1 オートスケール機能と連携して運用する場合のシステム構成図

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 前提とするクラウドサービス

Amazon EC2サービス

(2) サポート対象のOS

Windows
  • Windows Server 2016

  • Windows Server 2019

  • Windows Server 2022

Linux
  • Linux 7

  • Linux 8

  • Linux 9

(3) 前提とするプログラム

マネージャーホストおよびエージェントホストにインストールするプログラムを次に示します。

マネージャーホスト
  • JP1/Base 13-00以降

  • JP1/Integrated Management - Manager 13-00以降

  • AWS CLI(AWS CLIの前提プログラム)

注※

JP1/Baseに同梱しているスクリプトは,AWS CLIのバージョン2.0.0(2020年2月10日リリース版)で動作検証しています。JP1/Baseに同梱しているスクリプトで使用しているAWS CLIのコマンド(aws ec2 describe-instance-status,aws ec2 describe-instances)のインタフェースなどに変更がないバージョンの範囲で使用できます。

互換用のAmazon EC2 API Toolsを使用する場合は,上記のプログラムの代わりに,次のプログラムをインストールしてください。

  • JP1/Base 11-00以降

  • JP1/Integrated Management - Manager 11-00以降

  • Java Runtime Environment(JRE)1.7以降

  • Amazon EC2 API Tools(Amazon EC2 API Toolsの前提プログラム)

JP1/PFMを使用して監視する場合は,次のプログラムをインストールしてください。

  • JP1/Performance Management - Manager 11-00以降

エージェントホスト
  • JP1/Base 11-00以降

JP1/PFMを使用して監視する場合は,次のプログラムをインストールしてください。

  • JP1/Performance Management - Agent Option for Platform 11-00以降

  • JP1/Performance Management - Base 11-00以降

(4) ホストの環境条件

マネージャーホストおよびエージェントホストの環境条件を次に示します。

マネージャーホスト

特に制限はありません。物理マシン環境または仮想マシン環境(クラウド環境上の仮想マシンを含む)のどちらの環境でも運用できます。

エージェントホスト

Amazon EC2サービスが提供する仮想マシン環境(Amazon EC2インスタンス)である必要があります。