7.2 JP1/Baseを起動および終了する(UNIXの場合)
UNIXの場合,コマンドを使ってJP1/Baseの各機能を起動および終了します。
上記表のコマンドの詳細については,「15. コマンド」を参照してください。
- 2034年10月以降も使用する場合
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JP1/Baseのコマンド実行のサービス(プロセス)は,2034年10月以降は使用できません。そのため,2034年9月末までに,次に示す手順を実施して,コマンド実行のサービス(プロセス)の起動を抑止するための設定を行う必要があります。
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JP1/Baseの起動プロセスの状態を確認する。
認証サーバが起動している場合と起動していない場合で設定手順が異なるため,JP1/Baseを起動した状態で,jbs_spmd_statusコマンドを実行し,認証サーバが起動しているかどうかを確認します。コマンド実行後,表示される情報の中にjbssessionmgrがあれば,認証サーバが起動しています。
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2038年対応起動プロセス定義ファイルのモデルファイルをコピーして,起動プロセス定義ファイルを作成する。
■認証サーバが起動していない場合
cp -p /etc/jp1base/conf/jp1bs_spmd.conf.2038_model /etc/opt/jp1base/conf/jp1bs_spmd.conf
■認証サーバが起動している場合
cp -p /etc/jp1base/conf/jp1bs_spmd.conf.session.2038_model /etc/opt/jp1base/conf/jp1bs_spmd.conf
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JP1/Baseを起動または再起動する。
設定はJP1/Baseの起動時に有効となります。JP1/Baseが起動済みの場合は,再起動してください。
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コマンド実行のサービス(プロセス)が起動していないことを確認する。
jbs_spmd_statusコマンドを実行し,コマンド実行のサービス(プロセス)が起動していないことを確認します。コマンド実行後,表示される情報の中にjcocmdがなければ,コマンド実行のサービス(プロセス)は起動していません。
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- 注意事項
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jbs_start,jbs_start.cluster,またはjbs_spmdコマンドを同時に実行した場合,JP1/Baseを正しく起動できない場合があります。これらのコマンドを同時に実行しないでください。
UNIXの場合,ユーザー管理を含むプロセス管理,イベントサービスおよびログファイルトラップ管理デーモンを,システムの起動時に自動起動させられます。また,ユーザー管理を含むプロセス管理やイベントサービスをシステムの終了時に自動終了させられます。
自動起動および自動終了の設定については,次に説明します。
- 〈この節の構成〉