6.9.1 通信設定の変更(jp1hosts情報の場合)
ここでは,各ホストで必要となる通信設定の変更について説明します。
図6-8のシステム構成例の場合,各ホストで通信設定の変更が必要かどうかを次の表に示します。
ホスト名 |
JP1/Base本体の通信設定 |
イベントサービスの通信設定(confでの編集) |
|
---|---|---|---|
jp1hosts情報 |
通信方式設定情報 |
||
hostA(物理ホスト) |
変更が必要 |
変更が必要 |
変更が必要 |
hostL(論理ホスト) |
変更が必要 |
変更が必要 |
変更が必要 |
hostB |
変更が必要 |
変更が必要 |
変更が必要 |
(1) hostA(物理ホスト)で必要な設定
jp1hosts定義ファイルおよびイベントサーバ設定ファイル(conf)で,各ホストのJP1/Baseが使用するIPアドレスを認識させます。
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JP1/Baseを前提とする製品およびJP1/Baseと依存関係を持つプログラムを停止する。
-
JP1/Baseを停止する。
-
jp1hosts定義ファイルを編集する。
jp1hosts定義ファイルを次に示すように編集してください。
# IPアドレス20.0.0.10をhostA,20.0.0.20をhostLとして対応付ける。 hostA 20.0.0.10 hostL 20.0.0.20
-
jbshostsimportコマンドを実行する。
jbshostsimport {-o|-r} jp1hosts定義ファイル名
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jbssetcnfコマンドを実行する。
jbssetcnf physical_ipip.conf
-
イベントサーバ設定ファイル(conf)を編集する。
イベントサーバ設定ファイル(conf)のportsパラメーターおよびremote-serverパラメーターを次に示すように編集してください。
ports 20.0.0.10 jp1imevt jp1imevtapi remote-server hostL close 20.0.0.20
-
API設定ファイル(api)を編集する。
API設定ファイル(api)のserverパラメーターを次に示すように追加してください。
server hostA keep-alive 20.0.0.10 server hostL keep-alive 20.0.0.20 server hostB keep-alive 20.0.0.11
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JP1/Baseを再起動する。
JP1/Baseを前提とする製品およびJP1/Baseと依存関係を持つプログラムも再起動してください。
以上でhostAでの通信設定は完了です。
(2) hostL(論理ホスト)で必要な設定
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JP1/Baseを前提とする製品およびJP1/Baseと依存関係を持つプログラムを停止する。
-
JP1/Baseを停止する。
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jp1hosts定義ファイルを編集する。
jp1hosts定義ファイルを次に示すように編集してください。
# IPアドレス20.0.0.10をhostA,20.0.0.11をhostB,20.0.0.20をhostLとして対応付ける。 hostA 20.0.0.10 hostB 20.0.0.11 hostL 20.0.0.20
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jbshostsimportコマンドを実行する。
jbshostsimport {-o|-r} jp1hosts定義ファイル名 -h hostL
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logical_ipip.confを編集する。
logical_ipip.confをエディターなどで開き,[LOGICALHOSTNAME\JP1BASE]を探し,[hostL\JP1BASE]に修正してください。
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jbssetcnfコマンドを実行する。
jbssetcnf logical_ipip.conf
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イベントサーバ設定ファイル(conf)を編集する。
イベントサーバ設定ファイル(conf)のportsパラメーターおよびremote-serverパラメーターを次に示すように編集してください。
ports 20.0.0.20 jp1imevt jp1imevtapi remote-server hostL close 20.0.0.20
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API設定ファイル(api)を編集する。
API設定ファイル(api)のserverパラメーターを次に示すように追加してください。
server hostA keep-alive 20.0.0.10 server hostL keep-alive 20.0.0.20 server hostB keep-alive 20.0.0.11
-
JP1/Baseを再起動する。
JP1/Baseを前提とする製品およびJP1/Baseと依存関係を持つプログラムも再起動してください。
- メモ
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クラスタ運用の場合は,待機系の論理ホストでも,手順3〜手順6,および手順8を実施してください。
以上でhostL(論理ホスト)での通信設定は完了です。
(3) hostBで必要な設定
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JP1/Baseを前提とする製品およびJP1/Baseと依存関係を持つプログラムを停止する。
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JP1/Baseを停止する。
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jp1hosts定義ファイルを編集する。
jp1hosts定義ファイルを次に示すように編集してください。
# IPアドレス20.0.0.11をhostB,20.0.0.20をhostLとして対応付ける。 hostB 20.0.0.11 hostL 20.0.0.20
-
jbshostsimportコマンドを実行する。
jbshostsimport {-o|-r} jp1hosts定義ファイル名
-
jbssetcnfコマンドを実行する。
jbssetcnf physical_ipip.conf
-
イベントサーバ設定ファイル(conf)を編集する。
イベントサーバ設定ファイル(conf)のportsパラメーターおよびremote-serverパラメーターを次に示すように追加してください。
ports 20.0.0.11 jp1imevt jp1imevtapi remote-server hostL close 20.0.0.20
-
API設定ファイル(api)を編集する。
API設定ファイル(api)のserverパラメーターを次に示すように追加してください。
server hostA keep-alive 20.0.0.10 server hostL keep-alive 20.0.0.20 server hostB keep-alive 20.0.0.11
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JP1/Baseを再起動する。
JP1/Baseを前提とする製品およびJP1/Baseと依存関係を持つプログラムも再起動してください。
以上でhostBでの通信設定は完了です。