6.4 JP1独自のhosts情報の設定
JP1/Baseは,JP1独自のhosts情報を持つことで,OSに左右されずにIPアドレス解決ができます。このJP1独自のhosts情報をjp1hosts情報またはjp1hosts2情報と呼びます。
jp1hosts情報またはjp1hosts2情報を設定すると,接続先ホストの物理ホスト名や論理ホスト名に対応していないIPアドレスでも通信ができるようになります。例えば,一つのホスト名から複数のIPアドレス解決ができないOSであっても,JP1/Baseは一つのホスト名に対して複数のIPアドレス解決ができるようになります。
jp1hosts2情報を使用すると,イベントサービスのIPアドレス解決も一元的に管理できます。また,jp1hosts2情報は通信先の追加が発生しても,サービスの再起動を必要としません。そのため,新規に環境を構築する場合には,jp1hosts2情報を使用することを推奨します。
なお,jp1hosts情報はJP1/Base 06-71からの方式,jp1hosts2情報はJP1/Base 10-00からの方式になります。