はじめに
このマニュアルは,JP1/Baseの機能および操作方法について説明したものです。なお,このマニュアルは各OS共通のマニュアルです。OSごとに差異がある場合は,本文中でそのつど内容を書き分けています。
- 〈はじめにの構成〉
■ 対象読者
次の方を対象としています。
-
JP1/Baseを導入および運用するシステム管理者。
-
JP1/Baseを前提とするJP1製品(JP1/IM,JP1/AJS,JP1/Power Monitorなど)を使ったシステムを導入,構築および運用するシステム管理者またはシステムオペレーター。
■ マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す編から構成されています。
- 第1編 概要編
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JP1/Baseの概要について説明しています。
- 第2編 機能編
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JP1/Baseの機能について説明しています。
- 第3編 構築編
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JP1/Baseのインストールとセットアップの方法について説明しています。クラスタシステムでJP1/Baseを運用する場合や,複数ネットワークでJP1/Baseを運用する場合の設定方法についても説明しています。
- 第4編 運用・操作編
-
JP1/Baseの各機能の設定方法や操作方法について説明しています。
- 第5編 リファレンス編
-
JP1/Baseで使用できるコマンド,JP1/Baseの定義ファイル,JP1/Baseが出力するイベントについて説明しています。
- 第6編 トラブルシューティング編
-
JP1/Baseでトラブルが発生したときの原因と対処について説明しています。
■ JP1/Baseマニュアルの使い分けについて
JP1/Baseのマニュアルは3冊に分かれています。次に示す表で各マニュアルの記載内容をご確認の上,利用目的に合わせてマニュアルをお読みください。
マニュアル名 |
記載内容 |
---|---|
JP1/Base 運用ガイド |
|
JP1/Base メッセージ |
メッセージ |
JP1/Base 関数リファレンス |
|
■ コマンドの文法で使用する記号
コマンドとパラメーターの説明で使用する記号を,次のように定義します。
記号 |
意味 |
---|---|
| (ストローク) |
複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。 (例) 「A|B|C」は,「A,BまたはC」を示す。 |
{ } |
この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず1組の項目を選択する。項目の区切りは|で示す。 (例) {A|B|C}は「A,BまたはCのどれかを指定する」ことを示す。 |
[ ] |
この記号で囲まれている項目は任意に指定できる(省略してもよい)。 複数の項目が記述されている場合には,すべてを省略するか,どれか一つを選択する。 (例) [A]は「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示す。 [B | C]は「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示す。 |
… (点線) |
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できる。 (例) 「A,B,…」は「AのあとにBを必要個数指定する」ことを示す。 |
_ (下線) |
括弧内のすべてを省略したときに,システムがとる標準値を示す。標準値がない場合は,指定した項目だけが有効である。 (例) [A | B]はこの項目を指定しなかった場合に,Aを選択したと見なすことを示す。 |
△ |
空白を表す。 △0:0個以上の空白(空白を省略できる) △1:1個以上の空白(空白を省略できない) |
■ JP1/Baseのインストール先フォルダの表記
このマニュアルでは,JP1/Baseのインストール先フォルダを次のように表記しています。
製品名 |
インストール先フォルダの表記 |
インストール先フォルダ※ |
---|---|---|
JP1/Base |
インストール先フォルダ |
システムドライブ:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1Base |
■ このマニュアルで使用する「Administrators権限」について
このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対するAdministrators権限です。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザー,およびActive Directory環境で動作に違いはありません。
■ このマニュアルで使用するディレクトリ名
このマニュアルでは,原則としてLinuxのディレクトリ名を使用しています。ただし,シンボリックリンクが設定されているので,Linux以外のUNIX系のOSをご使用の方もマニュアルのディレクトリ名を使用できます。
なお,LinuxとLinux以外のUNIX系のOSでディレクトリ名が異なる場合は,それぞれのディレクトリ名を併記しています。