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JP1 Version 13 JP1/Base 運用ガイド


はじめに

このマニュアルは,JP1/Baseの機能および操作方法について説明したものです。なお,このマニュアルは各OS共通のマニュアルです。OSごとに差異がある場合は,本文中でそのつど内容を書き分けています。

〈はじめにの構成〉

■ 対象読者

次の方を対象としています。

■ マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編から構成されています。

第1編 概要編

JP1/Baseの概要について説明しています。

第2編 機能編

JP1/Baseの機能について説明しています。

第3編 構築編

JP1/Baseのインストールとセットアップの方法について説明しています。クラスタシステムでJP1/Baseを運用する場合や,複数ネットワークでJP1/Baseを運用する場合の設定方法についても説明しています。

第4編 運用・操作編

JP1/Baseの各機能の設定方法や操作方法について説明しています。

第5編 リファレンス編

JP1/Baseで使用できるコマンド,JP1/Baseの定義ファイル,JP1/Baseが出力するイベントについて説明しています。

第6編 トラブルシューティング編

JP1/Baseでトラブルが発生したときの原因と対処について説明しています。

■ JP1/Baseマニュアルの使い分けについて

JP1/Baseのマニュアルは3冊に分かれています。次に示す表で各マニュアルの記載内容をご確認の上,利用目的に合わせてマニュアルをお読みください。

マニュアル名

記載内容

JP1/Base 運用ガイド

  • JP1/Baseの概要・機能

  • 各機能の設定

  • コマンド,定義ファイル,JP1イベント

  • トラブルシューティング

  • プロセス,ポート番号,操作ログ

JP1/Base メッセージ

メッセージ

JP1/Base 関数リファレンス

  • JP1プログラムやユーザーアプリケーションでJP1イベントを発行・取得する方法

  • 関数

■ コマンドの文法で使用する記号

コマンドとパラメーターの説明で使用する記号を,次のように定義します。

記号

意味

(ストローク)

複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。

(例)

「A|B|C」は,「A,BまたはC」を示す。

{ }

この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず1組の項目を選択する。項目の区切りは|で示す。

(例)

{A|B|C}は「A,BまたはCのどれかを指定する」ことを示す。

[ ]

この記号で囲まれている項目は任意に指定できる(省略してもよい)。

複数の項目が記述されている場合には,すべてを省略するか,どれか一つを選択する。

(例)

[A]は「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示す。

[B | C]は「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示す。

(点線)

この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できる。

(例)

「A,B,…」は「AのあとにBを必要個数指定する」ことを示す。

_

(下線)

括弧内のすべてを省略したときに,システムがとる標準値を示す。標準値がない場合は,指定した項目だけが有効である。

(例)

[A | B]はこの項目を指定しなかった場合に,Aを選択したと見なすことを示す。

空白を表す。

0:0個以上の空白(空白を省略できる)

1:1個以上の空白(空白を省略できない)

■ JP1/Baseのインストール先フォルダの表記

このマニュアルでは,JP1/Baseのインストール先フォルダを次のように表記しています。

製品名

インストール先フォルダの表記

インストール先フォルダ

JP1/Base

インストール先フォルダ

システムドライブ:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1Base

注※ 各製品を初期設定のままインストールした場合のインストール先フォルダを表しています。「システムドライブ:\ProgramData」と表記している部分は,インストール時のOS環境変数によって決定されるため,環境によって異なる場合があります。

■ このマニュアルで使用する「Administrators権限」について

このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対するAdministrators権限です。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザー,およびActive Directory環境で動作に違いはありません。

■ このマニュアルで使用するディレクトリ名

このマニュアルでは,原則としてLinuxのディレクトリ名を使用しています。ただし,シンボリックリンクが設定されているので,Linux以外のUNIX系のOSをご使用の方もマニュアルのディレクトリ名を使用できます。

なお,LinuxとLinux以外のUNIX系のOSでディレクトリ名が異なる場合は,それぞれのディレクトリ名を併記しています。