6.1.1 設定情報の管理
ここでいうリストアとは,バックアップした状態に戻すことを指します。なお,ここで説明するバックアップ・リストアは,サーバ間での複製およびファイルの移行には使用できません。
バックアップ・リストアを実施する際には,バックアップ元とリストア先で次のすべてが一致している必要があります。
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ホスト名
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IPアドレス
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PP形名
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PPバージョン(VVRRZZの範囲で一致させてください)
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製品の使用するディレクトリの構成(権限などを含めて一致させてください)
また,OS,ハードウェアに関しては,同一の動作ができることが前提となります。
上記の条件に一致しない場合は,移行となります。
OSコマンドやバックアップソフトでシステム全体をフルバックアップすることもできますが,OSコマンドやバックアップソフトの動作に依存するため,JP1/IM - EG for NNMiでは,ここで説明している方法でのバックアップ・リストアをお勧めします。OSコマンドやバックアップソフトを使用する場合,次の前提条件となります。
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事前にJP1/IM - EG for NNMiのすべてのサービスが停止された状態で取得されている。
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OSに登録している情報を含めて,ファイル,レジストリの情報がすべて整合性の取れた状態でバックアップされている。
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取得されるバックアップ対象のファイルがスパースファイルとなっていない。