3.3.2 クラスタソフトへの登録(UNIXの場合)
UNIX環境で,論理ホストのJP1/IM - EG for NNMiおよびJP1/Baseをクラスタソフトに登録する方法について説明します。
(1) クラスタソフトに登録するスクリプトの作成
UNIXのクラスタソフトでは,通常,スクリプトなどによってアプリケーションを制御するツールを作成して,クラスタソフトに登録します。このときのスクリプトには一般的に,「起動」「停止」「動作監視」「強制停止」の機能が必要です。
ここでは,スクリプト設計に必要なJP1/IM - EG for NNMiの情報を説明します。この情報を基に,クラスタソフトの仕様に合わせて,JP1/IM - EG for NNMiを制御するスクリプトを作成し,クラスタソフトに登録してください。
登録する機能 |
説明 |
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起動 |
JP1/IM - EG for NNMiを起動します。
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停止 |
JP1/IM - EG for NNMiを停止します。
なお,停止コマンドが終了したあと,後述する強制停止コマンドを実行することをお勧めします。これは,何らかの問題がある場合でも確実にプロセスを終了させ,フェールオーバーが失敗することを防ぐためです。 |
動作監視※ |
JP1/IM - EG for NNMiが正常に動作していることを監視します。 正常に動作していることは,jegn_spmd_statusコマンドの戻り値によって判定します。このコマンドでは,各プロセスが動作しているか,動作していないかで動作状態を判定しています。 なお,動作監視の機能を提供していないクラスタソフトもあります。また,JP1/IM - EG for NNMiのトラブル時にフェールオーバーする必要がない場合,この機能は登録しません。
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強制停止 |
JP1/IM - EG for NNMiを強制的に停止し,使用中のリソースを解放します。
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- JP1の再起動について
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クラスタ運用の場合は,JP1のプロセス管理による再起動を使用しないでください。クラスタソフトからの制御でJP1を再起動してください。
(2) リソースの起動および停止順序の設定
論理ホストのJP1/IM - EG for NNMiおよびJP1/Baseを実行するには,共有ディスクおよび論理IPアドレスを使用できる状態にする必要があります。
クラスタソフトの制御によって,次に示す動作をするように起動および停止の順序または依存関係を設定してください。
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論理ホストの起動時
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共有ディスクおよび論理IPアドレスを割り当てて使用できる状態にする。
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JP1/Base,NNMi,JP1/IM - EG for NNMiの順に起動する。
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論理ホストの停止時
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JP1/IM - EG for NNMi,NNMi,JP1/Baseの順に停止する。
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共有ディスクおよび論理IPアドレスの割り当てを解除する。
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