7.4.1 システムノード生成機能
システム構成情報とシステムノード定義ファイル(imdd_systemnode.conf)の情報を基にして,ルートノードからシステムノードまでのツリー情報を生成する機能です。
システムノード生成機能の入力情報,および出力情報を次に示します。
項番 |
入力情報/出力情報 |
内容 |
|
---|---|---|---|
1 |
入力情報 |
システム構成情報 |
アダプタコマンドやプラグインで収集した連携製品のシステム構成情報です。 システム構成情報は,SIDとSIDに対応した付与情報で表示されます。SIDについては「7.1 SID」を参照してください。 |
2 |
システムノード定義ファイル(imdd_systemnode.conf) |
システム,サブシステムとその配下に配置する任意のノードの階層構造の定義情報です。 |
|
3 |
出力情報 |
ルートノードからシステムノードまでのツリー情報 |
IM管理ノードをサンバースト形式やツリー形式で表示するために必要な情報です。 ツリー情報はツリーのSIDとツリーのSIDに対応した付与情報で表示されます。SIDについては「7.1 SID」を参照してください。 |
システムノード生成機能には,ファイルによるシステムノード生成機能とプラグインによるシステムノード生成機能があります。それぞれについて説明します。
-
ファイルによるシステムノード生成機能
システムノード定義ファイル(imdd_systemnode.conf)に記載されているシステムノードの情報を基に,システムノードのツリーのSIDおよび付与情報を生成します。また,ルートノードの「All Systems」のツリーのSIDおよび付与情報も生成します。
生成するルートノードおよびシステムノードの付与情報を次に示します。
表7‒30 ルートノードとシステムノードの付与情報 項番
ノード
付与情報
1
ルートノード
target
2
label※
3
システムノード
target
4
resourceGroup
5
label
注※ 「All Systems」を指定します。
-
プラグインによるシステムノード生成機能
システムノード定義ファイルで指定したシステムノード以外を作成する場合,プラグインによるシステムノード生成機能でシステムノードのツリーのSIDおよび付与情報を生成します。
例えば,JP1/IMと連携する製品が,JP1/IMのシステムと同様の概念であるものを管理している場合で,その製品をすでにユーザーが使用している場合に,プラグインでシステムノードを生成します。
プラグインで作成したシステムノードのツリーのSIDとシステムノード定義ファイルを基に作成したシステムノードのツリーのSIDが同じ場合,すでに作成済みのツリーのSIDの付与情報に対して,新たに作成したツリーのSIDの付与情報の対処を次の表に示します。
項番 |
付与情報 |
対処 |
---|---|---|
1 |
target |
追加 |
2 |
label |
生成済みのツリーのSIDのlabelを優先 |
3 |
resourceGroup |
生成済みのツリーのSIDのresourceGroupを優先 |