7.3.2 アダプタコマンド設定ファイル
アダプタコマンド設定ファイル名称,コンポーネント識別子,アダプタコマンド設定ファイルの注意事項について説明します。
(1) アダプタコマンド設定ファイルの命名規則
アダプタコマンド設定ファイルの命名規則を次に示します。
Adapterコンポーネント識別子.conf
例えば,「コンポーネント識別子」が/HITACHI/JP1/BASE/GETHOSTNAMEの場合,アダプタコマンド設定ファイル名は「Adapter_HITACHI_JP1_BASE_GETHOSTNAME.conf」となります。
(2) コンポーネント識別子
コンポーネント識別子は,各製品の持つ各コンポーネントを識別するための文字列です。各連携製品のコンポーネントごとに,固有のコンポーネント識別子が割り当てられます。
インテリジェント統合管理基盤は,構成取得対象ホスト定義ファイルのproductに指定した製品名が,コンポーネント識別子に部分一致した場合,そのコンポーネントのアダプタコマンド・プラグインを実行して構成情報を収集します。
「SYSTEM」,「DEFAULT」,「HITACHIから始まる文字列」は予約識別子です。コンポーネント識別子は,次の規則で作成します。
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文字列の長さ:240バイトまで
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使用できる文字:ASCII文字の数字,大文字の英字,記号「/」
(3) アダプタコマンド設定ファイルの設定項目
アダプタコマンド設定ファイルの設定項目については,「表4-4 アダプタコマンド設定ファイルの設定項目」を参照してください。
(4) アダプタコマンド設定ファイルの注意事項
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アダプタコマンド設定ファイルのcmdpath属性のパスに,正しいアダプタコマンドのフルパスが設定されていない場合でも,jddcreatetreeコマンドはエラーになりません。事前に開発環境で正しくアダプタコマンドのパスが設定されていることを確認してから,運用を行うようにしてください。
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cmdpath属性のフルパスに空白がある場合でも,ダブルクォートなどでパスを囲む必要はありません。
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1行に指定できる文字は,最大4,096文字です。
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同じラベル名が複数存在した場合は,エラーとなります。
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ラベルの指定を省略した場合は,エラーとなります。
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ファイル中に1つでもエラーが存在した場合は,そのファイルは無効となります。
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ファイルの終端は改行です。
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使用できる文字はASCII文字だけです。
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ラベルを指定する場合,行頭の空白,タブは許可されません。
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空白,タブだけの行は無視されます。