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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


Process exporter設定ファイル(jpc_process_exporter.yml)

〈このページの構成〉

形式

YAML形式で記述します。

process_names:
  - name: "{{.ExeBase}};{{.Username}};{{.Matches.cmdline}}"
    cmdline: 
    - (?P<cmdline>.*)

ファイル

jpc_process_exporter.yml

jpc_process_exporter.yml.model(モデルファイル)

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
物理ホストのとき

Agentパス\conf\

論理ホストのとき

共有フォルダ\jp1ima\conf\

Linuxの場合
物理ホストのとき

/opt/jp1ima/conf/

論理ホストのとき

共有ディレクトリ/jp1ima/conf/

説明

Process exporterの動作を規定する設定ファイルです。

文字コード

UTF-8(BOM無し)

改行コード

Windowsの場合:CR+LF

Linuxの場合:LF

定義の反映時期

Process exporterを再起動したときです。

記述内容

項目名

説明

変更可否

JP1/IM - Agentでユーザーが設定する内容

JP1/IM - Agentのデフォルト値

process_names

-

[name]

プロセス名を指定します。

デフォルトは「{{.ExeBase}}」です。テンプレートを使用できます。

プロセス名には,次の値を指定できます。

  • {{.Comm}}

    オリジナルの実行ファイルのベースネーム(/proc/pid/statの2番目のフィールド)

  • {{.ExeBase}}

    実行ファイルのベースネーム

  • {{.ExeFull}}

    実行ファイルのフルパス

  • {{.Username}}

    実効ユーザー名

  • {{.Matches}}

    コマンドラインの正規表現のマッチ結果

  • {{.PID}}

    プロセスID

  • {{.StartTime}}

    開始時間

  • {{.Cgroups}}

    サポートされていればプロセスのcgroup(/proc/self/cgroup

    プロセスの所属するコンテナの区別に使用できます。

プロセス名をデフォルト(実行ファイル名)以外に変更したい場合に指定します。

{{.ExeBase}};{{.Username}};{{.Matches.cmdline}}

<selector>

セレクタを指定します。

commexecmdlineを指定できます。

複数指定した場合は,すべてにマッチする必要があります。

監視対象プロセスのセレクタ

cmdline

-

<any>

セレクタの値を指定します。

  • commの場合

    /proc/pid/statの2番目のフィールド("comm")の値を指定します。15文字で打ち切られます。exeとは異なり,プログラムから変更できない値です。

    <設定例>

    bash

  • exeの場合

    コマンド名(argv[0])を指定します。スラッシュを含む場合は,スラッシュも正しく指定してください。

    <設定例>

    /usr/local/bin/prometheus

  • cmdlineの場合

    引数の正規表現を4,096バイト以内で指定します。

    process_exporterの引数については,「process_exporterコマンドのオプション」を参照してください。

<設定例>

- name: "{{.ExeFull}}:{{.Matches.Cfgfile}}"

exe:

- /usr/local/bin/process-exporter

cmdline:

- -config.path\s+(?P<Cfgfile>\S+)

値を複数指定したときは,commおよびexeの場合はOR条件,cmdlineの場合はAND条件となります。

監視対象プロセスのセレクタの値

- (?P<cmdline>.*)

(凡例)

◎:設定必須 〇:変更可 −:該当なし

注※

[]はオプションを意味します。

(凡例)

〇:変更可 −:該当なし