jimasetup
機能
JP1/IM - Agentの初期設定を行うコマンドです。
形式
jimasetup { phost | container }
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
Linuxの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Agentパス\tools\
- Linuxの場合
-
/opt/jp1ima/tools/
引数
- phost
-
物理ホストで稼働させる場合に,このオプションを指定すると,物理ホストで稼働させるための初期設定を行います。
通常ホストの構築でJP1/IM - Agentをインストールした場合は,インストーラーからjimasetup phostコマンドが実行されます。
AWS/EC2の仮想マシンイメージを作成した場合,AWS/EC2のAuto Scalingのスクリプトから,このコマンドをphostオプション指定で実行してからサービスを起動するようにします。
containerオプションと同時に指定できません。
- container
-
コンテナイメージを作成した場合,コンテナが実行するスクリプトから,このコマンドをcontainerオプション指定で実行してからサービスを起動するようにします。
phostオプションと同時に指定できません。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |
ログの出力
-
出力先
■Windowsの場合
Agentパス\logs\tools\
■Linuxの場合
/opt/jp1ima/logs/tools/
使用例
-
AWS/EC2のAuto Scalingのスクリプトでの指定例
■Windowsの場合
<script> Agentパス\tools\jimasetup phost Agentパス\tools\jpc_service_start -s all </script>
■Linuxの場合
#!/bin/sh /opt/jp1ima/tools/jimasetup phost /opt/jp1ima/tools/jpc_service_start -s all
-
コンテナが実行するスクリプトでの指定例
■Linuxの場合
#!/bin/bash /opt/jp1ima/tools/jimasetup container※1 exec /usr/local/bin/supervisord -c /opt/supervisord.conf※2
注※1 初期設定コマンドをcontainerオプション指定で実行
注※2 サービス管理ツールを実行
注意事項
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このコマンドを同時に複数実行しないでください。同時に実行すると,コマンドが正常終了しても,不正な結果になっていることがあります。
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このコマンドは,必ずすべてのJP1/IM - Agentのサービスを停止した状態で実行してください。JP1/IM - Agentのサービスが起動している状態で実行すると,更新対象のファイルにロックが掛かってファイルの更新に失敗することがあります。
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このコマンドは,必ずテキストエディタなどで定義ファイルを開いていない状態で実行してください。テキストエディタなどで定義ファイルを編集している状態で実行すると,更新対象のファイルにロックが掛かってファイルの更新に失敗することがあります。