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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


11.5.2 導入(Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版))

〈この項の構成〉

(1) 事前準備

(a) Azure Monitorへのログ送信

Azure Monitorへのログ送信は,Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)と同じです。「11.4.2(1)(a) Azure Monitorへのログ送信」を参照してください。

(b) アラートルールの作成

アラートルールの作成は,Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)と同じです。「11.4.2(1)(b) アラートルールの作成」を参照してください。

(c) 関数アプリの作成

関数アプリの作成は,Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)と同じです。「11.4.2(1)(c) 関数アプリの作成」を参照してください。

なお,その際「sendevent」は「sendevent_im2」に読み替えてください。

(d) Azure Blob Storageの作成

Azure Blob Storageの作成は,Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)と同じです。

11.4.2(1)(e) Azure Blob Storageの作成」を参照してください。

(e) Service Bus Queueの作成

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)で使用するService Bus Queueを作成します。

  1. JP1イベント情報を格納するService Bus Queueを作成します。

    詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■Azure portalを使用してService Bus名前空間とキューを作成する

    <必要な作業>

    ・すべて

    重要

    上記URLでは既定値のままで作成していますが,Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)で名前空間・キューを作成する際は,次の値を設定してください。

    • セッションを有効にするキューを作成するため,名前空間の作成時の価格レベルを「Standard」以上を設定する。

    • 重複したメッセージを有効とするため,「重複データ検出を有効にする」をチェックしない。

    • 順序性を保つため,「セッションを有効にする」をチェックする。

(f) キーコンテナーの作成

キーコンテナーの作成は,Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)と同じです。「11.4.2(1)(g) キーコンテナーの作成」を参照してください。

(g) キーコンテナーへのシークレットの追加

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)で利用する機密情報を「11.5.2(1)(f) キーコンテナーの作成」で作成したキーコンテナーへ追加します。

設定項目
  • シークレットへAzure Blob Storage接続文字列の追加

  • シークレットへService Bus Queue接続文字列の追加

  • シークレットへJP1/IMの認証情報の追加

  1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

  2. Azureサービスから「キーコンテナー」を選択します。

  3. 11.4.2(1)(g) キーコンテナーの作成」で作成したコンテナーを選択します。

  4. 「設定」項目の「シークレット」を選択します。

  5. 「+生成/インポート」をクリックします。Azure Blob Storage接続文字列を追加するため,次の情報を入力します。「作成」をクリックします。

    表11‒67 シークレットへのAzure Blob Storage接続文字列の設定値

    項番

    項目※1

    設定値

    備考

    1

    アップロードオプション

    手動

    デフォルト設定値

    2

    名前

    任意のシークレット名を指定します。

    指定できるのは,英数字と「-(ハイフン)だけです。

    3

    11.4.2(1)(e) Azure Blob Storageの作成」で作成したBLOB Storageの接続文字列※2を指定します。

    4

    コンテンツの種類(省略可能)

    任意

    5

    アクティブ化する日を設定しますか?

    必要に応じて値を構成してください。

    6

    有効期限を設定しますか?

    必要に応じて値を構成してください。

    7

    有効ですか?

    はい

    注※1

    詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■クイックスタート:Azure portalを使用してAzure Key Vaultとの間でシークレットの設定と取得を行う

    <必要な作業>

      ・Key Vaultにシークレットを追加する

    注※2

    Service Bus Queue接続文字列の表示方法の詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■Azure portal を使用して Service Bus 名前空間とキューを作成する

    <必要な作業>

      ・接続文字列を取得する

  6. 「シークレット」画面で,指定したシークレット名が表示されていることを確認してください。

  7. 「+生成/インポート」をクリックします。Service Bus Queue接続文字列を追加するため,次の情報を入力します。「作成」をクリックします。

    表11‒68 シークレットへのService Bus Queue 接続文字列の設定値

    項番

    項目※1

    設定値

    備考

    1

    アップロードオプション

    手動

    デフォルト設定値

    2

    名前

    任意のシークレット名を指定します。

    指定できるのは,英数字と「-(ハイフン)だけです。

    3

    11.5.2(1)(e) Service Bus Queueの作成」で作成したService Busの接続文字列を指定します。※2

    4

    コンテンツの種類(省略可能)

    任意

    5

    アクティブ化する日を設定しますか?

    チェックなし

    デフォルト設定値

    6

    有効期限を設定しますか?

    チェックなし

    デフォルト設定値

    7

    有効ですか?

    はい

    デフォルト設定値

    注※1

    詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■クイックスタート:Azure portalを使用してAzure Key Vaultとの間でシークレットの設定と取得を行う。

    <必要な作業>

      ・Key Vaultにシークレットを追加する

    注※2

    Service Bus Queue接続文字列の表示方法の詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■Azure portalを使用してService Bus名前空間とキューを作成する。

    <必要な作業>

      ・接続文字列を取得する

  8. 「シークレット」画面で,指定したシークレット名が表示されていることを確認してください。

  9. 「+生成/インポート」をクリックします。JP1/IMの認証情報(パスワード)を追加するため,次の情報を入力します。「作成」をクリックします。

    表11‒69 シークレットへのJP1/IMの認証情報(ユーザー名)の設定値

    項番

    項目※1

    設定値

    備考

    1

    アップロードオプション

    手動

    デフォルト設定値

    2

    名前

    任意のシークレット名を指定します。

    指定できるのは,英数字と「-(ハイフン)だけです。

    3

    ユーザー名を指定します。

    4

    コンテンツの種類(省略可能)

    任意

    5

    アクティブ化する日を設定しますか?

    チェックなし

    デフォルト設定値

    6

    有効期限を設定しますか?

    チェックなし

    デフォルト設定値

    7

    有効ですか?

    はい

    デフォルト設定値

    注※1

    詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■クイックスタート:Azure portalを使用してAzure Key Vaultとの間でシークレットの設定と取得を行う。

    <必要な作業>

      ・Key Vaultにシークレットを追加する

  10. 「シークレット」画面で,指定したシークレット名が表示されていることを確認してください。

  11. 「+生成/インポート」をクリックします。Service Bus Queue接続文字列を追加するため,次の情報を入力します。「作成」をクリックします。

    表11‒70 シークレットへのJP1/IMの認証情報(パスワード)の設定値

    項番

    項目※1

    設定値

    備考

    1

    アップロードオプション

    手動

    デフォルト設定値

    2

    名前

    任意のシークレット名を指定します。

    指定できるのは,英数字と「-(ハイフン)だけです。

    3

    上記ユーザー名に対するパスワードを指定します。

    4

    コンテンツの種類(省略可能)

    任意

    5

    アクティブ化する日を設定しますか?

    チェックなし

    デフォルト設定値

    6

    有効期限を設定しますか?

    チェックなし

    デフォルト設定値

    7

    有効ですか?

    はい

    デフォルト設定値

    注※1

    詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■クイックスタート:Azure portalを使用してAzure Key Vaultとの間でシークレットの設定と取得を行う。

    <必要な作業>

      ・Key Vaultにシークレットを追加する

  12. 「シークレット」画面で,指定したシークレット名が表示されていることを確認してください。

(h) キーコンテナーへのアクセスポリシーの設定

シークレットから情報を取得するために,アクセスポリシーを設定します。

設定項目
  • アクセスポリシーの追加(マネージドID)

  • アクセスポリシーの追加(サービスプリンシパル)

  1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

  2. Azureサービスから「キーコンテナー」を選択します。

  3. 11.4.2(1)(g) キーコンテナーの作成」で作成したコンテナーを選択します。

  4. 「設定」項目の「アクセスポリシー」を選択します。

  5. 「+アクセスポリシーの追加」リンクをクリックします。「11.4.2(1)(c) 関数アプリの作成」で作成したAzure連携ツール(JP1/IM REST対応版)にアクセス権を付与するため,次の情報を入力します。「追加」をクリックします。

    表11‒71 Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版) アクセスポリシー追加設定値

    項番

    項目

    設定値

    備考

    1

    テンプレートからの構成(省略可能)

    デフォルト設定値

    2

    キーのアクセス許可

    0項目が選択されました

    デフォルト設定値

    3

    シークレットのアクセス許可

    「取得」と「一覧」を選択する。

    したあとは,「2項目が選択されました」となります。

    4

    証明証のアクセス許可

    0項目が選択されました

    デフォルト設定値

    5

    プリンシパルの選択

    11.4.2(1)(c) 関数アプリの作成」で作成した関数名「sendevent-sbq-im2」を指定します。

    6

    承認されているアプリケーション

    デフォルト設定値

  6. 「アクセスポリシー」画面で,追加した「sendevent-sbq-im2」が表示されていることを確認します。「保存」をクリックしてください。

(i) デプロイ環境の作成

デプロイ環境の作成は,Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)と同じです。

11.4.2(1)(j) デプロイ環境の作成」を参照してください。

(j) JP1/IMのインストール

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報送信からJP1イベントを送信するために,JP1を導入するサーバーにJP1/IMをインストールします。

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)では,インテリジェント統合管理基盤の機能を利用するため,インテリジェント統合管理基盤を有効にする必要があります。

JP1/IMのインストールについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1. インストールとセットアップ(Windowsの場合)」および「2. インストールとセットアップ(UNIXの場合)」を参照してください。

(2) インストール

(a) 提供ファイルの構成

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)の提供ファイルの構成を次の表に示します。

表11‒72 Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)の提供ファイルの構成

項番

ディレクトリ構成

説明

備考

1

sendevent_im2

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)ディレクトリ

2

app

関数アプリディレクトリ

3

sendevent-sbq

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成の関数アプリ

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成

4

__init__.py

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成のスクリプト

5

function.json

function.jsonファイル

6

sendevent-im2

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報送信の関数アプリ

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報送信

7

__init__.py

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成のスクリプト

8

function.json

function.jsonファイル

9

host.json

host.jsonファイル

10

requirements.txt

requirements.txtファイル

11

conf

設定ファイルディレクトリ

12

eventconf.json

イベント定義ファイル

13

eventignore.json

イベント除外ファイル

14

eventexattrs.json

イベント拡張属性定義ファイル

(b) デプロイ

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)をデプロイする手順を次に示します。

  • 提供ファイルをデプロイ環境に配置

  • Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のログレベルの設定

  • Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報送信の関数アプリのfunction.jsonの更新

  • Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のデプロイ

  1. 提供ファイル(sendevent_im2)をデプロイ環境の適当な場所へコピーします。

  2. 11.4.2(3)(e) ログレベルの設定(host.json)」の「手順1.」を実施します。

  3. Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)JP1イベント情報送信の関数アプリ(sendevent_im2/app/sendevent-im2)のfunction.jsonをテキストエディターで開き,5行目に「11.5.2(1)(e) Service Bus Queueの作成」で作成したキュー名を設定します。

    1: {
    2:   "scriptFile": "__init__.py",
    3:   "bindings": [
    4:     {
    5:       "queueName": "作成したキュー名",
    6:       "connection": "SERVICE_BUS_CONNECTION_STRING",
    7:       "name": "msg",
    8:       "type": "serviceBusTrigger",
    9:       "direction": "in",
    10:      "isSessionsEnabled": "true"
    11:    }
    12:  ]
    13:}
  4. 11.4.2(1)(j) デプロイ環境の作成」で作成したVMから「11.4.2(1)(c) 関数アプリの作成」で作成した関数アプリにAzure連携ツール(JP1/IM REST対応版)をデプロイします。

    注※ 提供ファイルの「sendevent_im2/app」です。

    デプロイ手順の詳細については,Azureのドキュメントを参照してください。

    ■クイックスタート:コマンドラインからAzureにPython関数を作成する。

    <必要な作業>

    ・Azureに関数プロジェクトをデプロイする。

    重要
    • コマンドによるAzureへのサインインが必要となりますので,サインインしていない場合は,上記URLの「関数用の関連Azureリソースを作成する」に記載されている,項番1を参考にコマンドを実行してください。

    • コンソールでコマンドを実行する際は,「提供ファイル格納ディレクトリ/sendevent_im2/app」にカレントディレクトリを移動してから,デプロイを実行してください。

    • 上記URLで記載されている<APP_NAME>は「sendevent-sbq-im2」を指定してください。

    • 出力結果に「Deployment successful.」,「Remote build succeeded!」が出力されていれば,デプロイ完了となります。

  5. デプロイのあと,「関数アプリ」−「sendevent-sbq-im2」−「関数」配下に次の関数が登録されていることを確認します。

    表11‒73 関数一覧

    項番

    関数名

    関数説明

    備考

    1

    sendevent-sbq

    JP1イベント情報生成関数

    デプロイした時点ではトリガー起動ではありません。アクショングループの設定が必要となります。詳細については,「11.4.2(3)(f) アクショングループの設定」を参照してください。

    2

    sendevent-im2

    JP1イベント情報送信関数

    デプロイした時点で,Service Bus Queueにメッセージが登録されると起動します。

(3) セットアップ

(a) イベント定義ファイル(eventconf.json)

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成で登録するJP1イベントの設定手順は,「Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)」と同じです。「11.4.2(3)(a) イベント定義ファイル(eventconf.json)」を参照してください。

なお,その際「sendevent/conf」は「sendevent_im2/conf」に読み替えてください。また,コンテナーの選択では,「11.5.2(1)(d) Azure Blob Storageの作成」で作成したコンテナーを選択してください。

(b) イベント除外ファイル(eventignore.json)

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成で除外するJP1イベントの設定手順は,「Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)」と同じです。「11.4.2(3)(a) イベント定義ファイル(eventconf.json)」を参照してください。

なお,その際「sendevent/conf」は「sendevent_im2/conf」に読み替えてください。また,コンテナーの選択では,「11.5.2(1)(d) Azure Blob Storageの作成」で作成したコンテナーを選択してください。

(c) イベント拡張属性定義ファイル(eventexattrs.json)

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成で定義する,共通のイベント拡張属性の設定手順は,「Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)」と同じです。「11.4.2(3)(a) イベント定義ファイル(eventconf.json)」を参照してください。

なお,その際「sendevent/conf」は「sendevent_im2/conf」に読み替えてください。また,コンテナーの選択では,「11.5.2(1)(d) Azure Blob Storageの作成」で作成したコンテナーを選択してください。

(d) アプリケーション環境変数の設定

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)で利用する,アプリケーション環境変数の設定手順を説明します。

設定項目
  • BLOB Storage接続文字列

  • BLOB Storageコンテナー名

  • Service Bus接続文字列

  • Service Busキュー名

  • JP1/IMのRESTベースURL

  • JP1/IMの認証情報のユーザー名

  • JP1/IMの認証情報のパスワード

  1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

  2. サービスから「関数アプリ」−「sendevent-sbq-im2」を選択します。

  3. 「設定」項目の「構成」をクリックします。

  4. 「+新しいアプリケーション設定」をクリックし,次の内容を設定します。

    表11‒74 イベント情報生成の環境変数

    項番

    名前

    1

    BLOB_STORAGE_CONNECTION_STRING

    KeyVault参照形式で指定します。※1

    シークレット識別子の指定は,「11.5.2(1)(g) キーコンテナーへのシークレットの追加」で追加したBlob Storageの接続文字列のシークレット識別子を指定します。

    2

    BLOB_STORAGE_CONTAINER

    11.4.2(1)(e) Azure Blob Storageの作成」で作成したBlob Storageのコンテナー名を指定します。

    3

    SERVICE_BUS_CONNECTION_STRING

    KeyVault参照形式で指定します。※1

    シークレット識別子の指定は,「11.4.2(1)(h) キーコンテナーへのシークレットの追加」で追加したService Busの接続文字列のシークレット識別子を指定します。

    4

    SERVICE_BUS_QUEUE_NAME

    11.4.2(1)(e) Azure Blob Storageの作成」で設定したキュー名を指定します。

    5

    IM2_REST_BASE_URL

    イベント情報を送信するJP1/IMのRESTのベースURL※2を指定します。

    6

    IM2_REST_LOGIN_USER

    KeyVault参照形式で指定します。※1

    シークレット識別子の指定は,「11.4.2(1)(h) キーコンテナーへのシークレットの追加」で追加したJP1/IMの認証情報(ユーザー名)のシークレット識別子を指定します。

    7

    IM2_REST_LOGIN_PASSWORD

    KeyVault参照形式で指定します。※1

    シークレット識別子の指定は,「11.4.2(1)(h) キーコンテナーへのシークレットの追加」で追加したJP1/IMの認証情報(パスワード)のシークレット識別子を指定します。

    注※1 KeyVault参照形式は次の内容で指定します。

    @Microsoft.KeyVault(SecretUri=<シークレット識別子>)

    なお,シークレット識別子は次の手順で確認できます。

    1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

    2. Azureサービスから「キーコンテナー」を選択します。

    3. 「11.4.2(1)(g) キーコンテナーの作成」で作成したコンテナーを選択します。

    4. 設定の「シークレット」を選択します。

    5. 該当のシークレットを選択します。

    6. 現在のバージョンを選択すると,シークレット識別子が表示されます。

    注※2 ベースURLは次の内容で指定します。

    プロトコル://ホスト名またはIPアドレス:ポート番号/

    プロトコル:「http」(SSL通信を使用する場合は,「https」)

    ホスト名またはIPアドレス:JP1/IMのインテリジェント統合管理基盤サービスでHTTP通信を受け付けるIPアドレスまたはそのIPアドレスが設定されているホスト名

    ポート番号:JP1/IMのインテリジェント統合管理基盤サービスでHTTP通信を受け付けるポート番号(デフォルト:20703)

    <指定例>http://192.168.0.1:20703/

  5. 「アプリケーション設定の追加/編集」画面の「OK」をクリックします。

  6. 「保存」をクリックします。

  7. 「変更の保存」で「続行」をクリックします。

    「続行」ボタンをクリックしたあと,アプリケーションが再起動されます。

(e) ログレベルの設定(host.json)

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のログレベルの設定は,「Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)」と同じです。「11.4.2(3)(e) ログレベルの設定(host.json)」を参照してください。

なお,その際「sendevent/app」は「sendevent_im2/app」に読み替えてください。

(f) アクショングループの設定

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のアクショングループの設定は,「Azure連携ツール(JP1イベント登録コマンド対応版)」と同じです。「11.4.2(3)(f) アクショングループの設定」を参照してください。

(4) アンインストール

Azure連携ツール(JP1/IM REST対応版)のJP1イベント情報生成をアンインストールする手順を説明します。

(a) アラートルールの削除

  1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

  2. Azureサービスから「モニター」を選択します。

  3. 「アラート」の「アラートルールの管理」を選択します。

  4. 対象のアラートを選択したあと,「削除」をクリックします。

(b) アクショングループの削除

  1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

  2. Azureサービスから「モニター」を選択します。

  3. 「アラート」の「アクションの管理」を選択し,「11.4.2(3)(f) アクショングループの設定」で設定したアクションをしたあと,「アクショングループの削除」をクリックします。

(c) シークレットの削除/アクセスポリシーの削除

  1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

  2. Azureサービスから「キーコンテナー」を選択し,「11.5.2(1)(f) キーコンテナーの作成」で作成したコンテナーを選択します。

  3. 設定の「シークレット」を選択し,「11.5.2(1)(g) キーコンテナーへのシークレットの追加」で追加した,Azure Blob Storageの接続文字列のシークレット名をクリックします。

  4. 「削除」をクリックし,確認画面で「はい」をクリックします。

  5. 11.5.2(1)(g) キーコンテナーへのシークレットの追加」で追加した,Service Busの接続文字列のシークレット名をクリックします。

  6. 「削除」をクリックし,確認画面で「はい」をクリックします。

  7. シークレットの削除に続き,設定の「アクセスポリシー」を選択し,「11.5.2(1)(h) キーコンテナーへのアクセスポリシーの設定」で追加したアクセスポリシーをアクション列の「削除」をクリックして削除,その後,「保存」をクリックします。

(d) 関数アプリの削除

  1. ブラウザーからAzure Portalにログインします。

  2. Azureサービスから「関数アプリ」を選択します。

  3. 「sendevent」を選択し,「削除」をクリックします。

(e) 定義ファイルの削除

  1. Azureサービスから「ストレージアカウント」を選択します。

  2. 11.5.2(1)(d) Azure Blob Storageの作成」で作成したコンテナーを選択します。

  3. 次のファイルを選択し,「削除」をクリックします。

    • eventconf.json

    • eventignore.json

    • eventexattrs.json