2.4.4 注意事項
-
トレンドパネルに複数インスタンスの棒グラフを表示する場合,一部の棒グラフがグラフ領域に表示されないことがあります。表示されていない棒グラフを確認するときは,次のどれかの操作をしてください。
-
凡例に表示されているインスタンスをクリックし,確認対象以外を非表示にする。
-
確認対象となる時刻がグラフ領域内に十分に収まるよう,ダッシュボードの表示範囲を変更する。
-
[パネル編集]画面で積み上げグラフに変更する。
-
-
トレンドパネルに表示されるインスタンス数に上限はありません。インスタンスが多く,グラフが見づらい場合は,次の手順で各インスタンスのメトリックを定義することを検討してください。
1. 各JP1/IM - AgentのPrometheus設定ファイル(jpc_prometheus_server.yml)またはExporterのディスカバリ設定ファイルの「jp1_pc_trendname」を変更する。
各ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「2. 定義ファイル」を参照してください。
例:jpc_file_sd_config_oracledb.yml(hostAのoracledb_exporterのメトリックを分割したい場合)
- targets: - ORAHOST1:経理部DB:30001 labels: jp1_pc_exporter: JPC OracleDB exporter jp1_pc_category: database jp1_pc_trendname: oracledb_exporter_hostA jp1_pc_remote_monitor_instance: hostA:OracleDB metric collector(OracleDB exporter)
2. メトリックを分割したいExporterのメトリック定義ファイルをコピーし,「metrics_jp1_pc_trendnameラベルの値.conf」にリネームして同一のパスに配置したあと,「metrics_jp1_pc_trendnameラベルの値.conf」に,インスタンスごとのメトリックを追加する。
メトリック定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「2. 定義ファイル」を参照してください。
例:metrics_oracledb_exporter_hostA.conf(インスタンスRBS_TS0000Qだけの表領域の使用率を表示するメトリックを作成する場合)
前略 { "name":"tablespace_used_percent_ RBS_TS0000Q ", "default":true, "promql":"oracledb_tablespace_used_percent {tablespace="RBS_TS0000Q",type="PERMANENT"} and $jp1im_TrendData_labels", "resource_en":{ "category":"database_oracle", "label":"Tablespace Usage_ RBS_TS0000Q ", "description":"Shows the usage of RBS_TS0000Q tablespace. If automatic extension is ON, it is calculated based on the size considering automatic extension.", "unit":"%" }, "resource_ja":{ "category":"database_oracle", "label":"表領域の使用率_ RBS_TS0000Q ", "description":" RBS_TS0000Qの表領域の使用率を示す。自動拡張がONの場合,自動拡張を考慮したサイズで計算される。", "unit":"%" } }, 後略
3. ユーザー作成定義ファイルリスト定義ファイルに,追加したメトリック定義ファイルの記載を追加し,定義ファイル操作機能の対象とする。
ユーザー作成定義ファイルリスト定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「ユーザー作成定義ファイルリスト定義ファイル(imdd_user_deffile_list.json)」(2. 定義ファイル)を参照してください。
例:imdd_user_deffile_list.json(metrics_oracledb_exporter_hostA.confの記載を追加する場合)
{ "filelist":[ { "filename": "metrics_oracledb_exporter_hostA.conf", "filepath": "C:\Program Files (x86)\\Hitachi\\JP1IMM \\conf\\imdd\\plugin\\jp1pccs", "filecategoryID": "user_def", "filecategoryName": "user_def", "updateaction": "" } ] }
4. Prometheus serverを再起動する。
詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 運用ガイド」の「10. JP1/IM - Agentの起動と終了」を参照してください。
5. IM管理ノードのツリー情報の作成と反映を行う。
-
Windowsの場合
手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.19.3(1)(c)IM管理ノードのツリー情報の作成と反映(Windowsの場合)(必須)」を参照してください。
-
Linuxの場合
手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「2.18.5(2)(c)IM管理ノードのツリー情報の作成と反映(必須)」を参照してください。
-
-
メトリックタイプがCounterの値を,PromQL文の関数rate,irate,increase,deltaで取得してパネルタイプ[トレンド]で表示するとき,Counterの値がリセット(計算対象のメトリックの値が0)された時刻の値は,rate,irate,increaseの場合は0,deltaの場合はマイナスの値で表示されます。次に例を示します。
時刻
counter
rate
(counter[2m])
irate
(counter[2m])
increase
(counter[2m])
delta
(counter[2m])
00:01
0
0
0
0
0
00:02
60
1
1
60
60
00:03
180
2
2
120
120
00:04
0
0
0
0
-180
00:05
60
1
1
60
60
-
時系列データの値がNaN,+Inf,または-Infの場合,各パネルタイプでの表示は次のようになります。なお,メトリック定義ファイルのpromqlで指定したPromQL文の計算が0除算になる場合に,時系列データの値がNaN,+Inf,または-Infになります。
-
[トレンド]の場合
値がNaN,+Inf,または-Infの時刻のポイントは表示されず,折れ線グラフの場合は,線が表示されない,または,線が途切れた状態で表示されます。
-
[ランキング]の場合
値がNaN,+Inf,または-Infのインスタンスは表示されません。
-
[数値]または[ゲージ]の場合
それぞれ「No Data」,「Infinity」,「-Infinity」が表示されます。
-
-
ブラウザーの複数タブまたは複数ウィンドウで,それぞれ表示範囲が異なるダッシュボード画面を表示している場合に,[ダッシュボード表示]領域の更新ボタンをクリックすると,表示範囲が,最後に表示範囲を設定したダッシュボード画面の表示範囲に変更されます。その場合は更新ボタンをクリックしたダッシュボードで,再度表示範囲を設定してください。