2.4.3 [パネル追加]画面
[ダッシュボード追加]画面で[パネル追加]ボタンをクリックすると,[パネル追加]画面が表示されます。
[パネル追加]画面の表示例を次に示します。
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- [パネル名]
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パネル名を,255文字以内で指定します。
- [パネルタイプ]
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追加するパネルタイプを,プルダウンメニューから選択します。
パネルタイプは「トレンド」,「ランキング」,「数値」,「ゲージ」,「アラート情報」,「ノード状態」,「ノード状態マップ」,「テキスト」の8種類です。選択したパネルタイプによって,設定できる表示項目が変わります。
(1) トレンド
パネルタイプに[トレンド]を選択すると,指定したノードのCPU使用率などの各種メトリックのトレンドデータ(時系列データ)が,グラフ形式でパネルに表示されます。障害発生時の解析や今後のトレンドを推測するなどの際に,利用します。
パネルタイプで[トレンド]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [対象メトリック]
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対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,空きディスク領域などがあります。
- [対象ノード]
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[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。
- [表示オプション]
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表示形式と凡例をプルダウンメニューから選択します。
- [表示形式]
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次のどちらかの表示形式をプルダウンメニューから選択します。
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折れ線グラフ
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棒グラフ
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- [凡例]
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凡例の表示位置を,次のプルダウンメニューから選択します。
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非表示
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下
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[積み上げグラフ]
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積上げグラフでの表示を有効にするかどうかを選択します。オンにした場合は,選択したノードの複数のグラフを積み上げて表示します。
[面グラフ]
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面グラフでの表示を有効にするかどうかを選択します。[表示形式]で「折れ線グラフ」を設定した場合に指定できます。
- [点半径]
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プロットのサイズを指定します。[表示形式]で「折れ線グラフ」を設定した場合に指定できます。
- [プロット数]
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グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。
- [グリッド]
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グラフにグリッドを表示するかどうかを指定します。デフォルトはオンです。
[最小値]
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グラフの軸の最小値を指定します。
[最大値]
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グラフの軸の最大値を指定します。
[近似直線]
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近似直線の表示有無を指定します。
- [y2軸]
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クリックすると[y2軸を有効にする]ボタンが表示されます。ボタンをクリックすると,2軸のグラフを作成できます。設定項目は[y1軸]と同じです。
(2) ランキング
パネルタイプに[ランキング]を選択すると,対象ノードを複数選択しランキングとして表示できます。他のノードとの比較がしやすくなります。
パネルタイプで[ランキング]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [対象メトリック]
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対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,空きディスク領域などがあります。
- [対象ノード]
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[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。
- [表示オプション]
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ランキングの並び順をプルダウンメニューから選択します。
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大きい順
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小さい順
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- [プロット数]
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グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。ランキングパネルは,このトレンドデータの内,最新の値を表示します。
(3) 数値
パネルタイプに[数値]を選択すると,指定したノードの最新のトレンドデータを数値形式で表示します。直近のメトリックの値だけを確認したい運用の場合に利用します。数字で大きく表示されるので,具体的な値を遠くからでも確認できます。
数値パネルを色の変化で監視したい場合は,使用率,使用量など値の増加を監視するケースで使ってください。
パネルタイプで[数値]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [対象メトリック]
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対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,ネットワークの送信速度などがあります。
- [対象ノード]
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[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。
- [表示オプション]
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表示する数値をプルダウンメニューから選択します。デフォルトは[合計値]です。
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合計値
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平均値
[最小値][警戒値][危険値][最大値]を指定してください。設定した値を超えると,パネルの色が変化します。
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[最小値]:最小値を指定します。デフォルトは0です。
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[警戒値]:警戒値を指定します。デフォルトは60です。
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[危険値]:危険値を指定します。デフォルトは80です
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[最大値]:最大値を指定します。デフォルトは100です
パネル色の意味を次に示します。
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赤色:[危険値]の値を超えた場合
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橙色:[警戒値]の値を超えた場合で[危険値]の値以下のとき
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緑色:[警戒値]の数以下の場合,または[警戒値][危険値]の指定がない場合
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- [プロット数]
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グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。数値パネルは,このトレンドデータの内,最新の値を表示します。
(4) ゲージ
パネルタイプに[ゲージ]を選択すると,指定したノードの最新のトレンドデータをゲージ形式で表示します。直近のメトリックの値だけを確認したい運用の場合に利用します。ゲージで大きく表示されるので,警戒域,危険域にあるかを遠くからでも確認できます。
ゲージパネルを色の変化で監視したい場合は,使用率,使用量など値の増加を監視するケースで使ってください。
パネルタイプで[ゲージ]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [対象メトリック]
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対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,ネットワークの送信速度などがあります。
- [対象ノード]
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[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。
- [表示オプション]
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表示する数値をプルダウンメニューから選択します。デフォルトは[合計値]です。
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合計値
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平均値
[最小値][警戒値][危険値][最大値]を指定してください。設定した値を超えると,パネルの色が変化します。
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[最小値]:最小値を指定します。デフォルトは0です。
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[警戒値]:警戒値を指定します。デフォルトは60です。
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[危険値]:危険値を指定します。デフォルトは80です
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[最大値]:最大値を指定します。デフォルトは100です
パネル色の意味を次に示します。
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赤色:[危険値]の値を超えた場合
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橙色:[警戒値]の値を超えた場合で[危険値]の値以下のとき
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緑色:[警戒値]の数以下の場合,または[警戒値][危険値]の指定がない場合
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- [プロット数]
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グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。ゲージパネルは,このトレンドデータの内,最新の値を表示します。
(5) アラート情報
パネルタイプに[アラート情報]を選択すると,対象ノード配下で発生しているアラート数を表示します。アラートは,メトリックなどが閾値を超えて一定時間が経過すると表示され,閾値以下になると解除されます。
パネルタイプで[アラート情報]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [対象ノード]
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[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。
- [表示オプション]
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表示対象となるアラートを絞り込むことができます。表示されるアラートを指定した「アラート名」だけにすることができます。
- ドーナツチャートで,重大度ごとのアラート数を表示
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赤:緊急/警戒/致命的
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橙:エラー
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黄:警告
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緑:通知/情報/デバッグ
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灰:その他
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「アラート」パネルをクリックすると[インスタンス一覧]画面が表示されます。
- [インスタンス一覧]画面
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ノード名:アラートが発生したノードを表示します。
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重大度:アラートの重大度を表示します。
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アラート名:発生したアラートの種類を表示します。
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しきい値超過時刻:しきい値を超過した時刻を表示します。
閾値を超過してからアラート定義で指定した時間が経過した時刻に,アラート状態となります。
「しきい値超過時刻」は,しきい値を最初に超過した時刻です。超過後に一定時間が経過してアラート状態になった時刻とは異なります。
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(6) ノード状態
パネルタイプに[ノード状態]を選択すると,指定したIM管理ノードの状態を表示します。選択したノードの状態が表示されます。
パネルタイプで[ノード状態]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [対象ノード]
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[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。
ノード状態のパネル色の意味を次に示します。
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赤色:緊急,警戒,または致命的な場合
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橙色:エラーの場合
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黄色:警告の場合
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緑色:異常なし,または対処済の場合
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- [点滅設定]
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点滅のデフォルトは,「しない」です。
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[警告]ボタン:有効にすると,対象ノードが「警告」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。
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[エラー]ボタン:有効にすると,対象ノードが「エラー」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。
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[緊急]ボタン:有効にすると,対象ノードが「緊急/警戒/致命的」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。
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(7) ノード状態マップ
パネルタイプに[ノード状態マップ]を選択すると,指定したノードの状態を背景画像の上に表示します。複数のノードを表示することもできます。
パネルタイプで[ノード状態マップ]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [新規追加]
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ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。対象ノードは,複数回指定できます。
ボタン
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選択した対象ノードをマップ上から削除します。
- [マップ設定]
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[マップの幅]:背景画像のサイズの最大幅を指定します。デフォルトは800です。単位はpx(ピクセル)です。指定した最大幅がパネルサイズより小さい時場合は,縮小して表示されます。なお,縦と横の比率は変更されません。縦のサイズがパネルのサイズより大きい場合は,スクロールバーが表示されます。
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[ノードの初期サイズ]:[ノード状態]で指定したノードを表示するサイズを指定します。デフォルトは50です。単位は,px(ピクセル)です。
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[背景画像]ボタン:クリックすると,ノード状態マップの背景画像を指定できます。
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- [点滅設定]
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点滅のデフォルトは,「する」です。
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[警告]ボタン:有効にすると,対象ノードが「警告」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。
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[エラー]ボタン:有効にすると,対象ノードが「エラー」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。
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[緊急]ボタン:有効にすると,対象ノードが「緊急/警戒/致命的」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。
図2‒38 [新規作成]画面の表示例
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- [追加]ボタン
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[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。
- [背景画像設定]ボタン
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背景画像を設定すると,背景画像の透過部分にノード状態色が表示されます。
- [マスク画像設定]ボタン
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背景画像の要素とマスク画像の乗算を行い,マスク画像の透過部分以外が画面に表示されます。
- [OK]ボタン
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クリックすると,[パネル追加]画面に戻ります。追加したノードは,左上に配置されます。
図2‒39 [背景画像]を設定した場合の表示例 - [サイズ変更]ボタン
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オンにすると,ノードの表示サイズを変更できます。
ボタン
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マップ上で選択したノードアイコンを最背面へ移動します。マップ上でノード同士が重なる場合に使用します。
ボタン
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マップ上で選択したノードアイコンを最前面へ移動します。マップ上でノード同士が重なる場合に使用します。
(8) テキストパネル
パネルタイプに[テキスト]を選択すると,テキストデータを表示します。テキストは,マークダウン形式で記述できます。
パネルタイプで[テキスト]を選択した場合の表示例を次に示します。
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- [テキスト]
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記載したテキストデータが表示されます。
テキストは,マークダウン記法で記入できます。
- [テキストの色]
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テキストの色をプルダウンメニューから選択します。
色は「白」と「黒」があり,デフォルトは「白」です。
- [背景色]
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テキストパネル全体の色をプルダウンメニューから選択します。
選択できる色は,「薄い赤」,「薄い青」,「薄い緑」,「薄い黄色」,「白」,「黒」です。デフォルトは,「黒」です。
- [背景画像設定]
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[背景画像設定]ボタンをクリックすると,テキストパネルの背景画像を設定できます。背景画像として指定できる画像データの拡張子は,PNGだけです。
- [背景画像削除]
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[背景画像削除]ボタンをクリックすると,テキストパネルの背景画像が削除されます。