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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 画面リファレンス


2.3.1 [対処アクション実行]画面

[対処アクション実行]画面は,対処アクションを手動で実行するための画面です。[対処アクション実行]画面は,次のどれかの方法で起動します。

イベント情報に紐付く対処アクションの場合
  • [図データ][操作メニュー]で[対処アクション実行(イベント情報引き継ぎ)]メニューをクリックする

  • [イベント詳細]画面で[対処アクション実行]ボタンをクリックする

イベント情報に紐付かない対処アクションの場合
  • [統合オペレーション・ビューアー]画面の[オプション]メニューから[対処アクション実行]メニューをクリックする

[アクション種別]

実行するアクションの種別を,プルダウンメニューから選択します。

  • cmd:コマンドで実行します。

  • restApi:REST APIで実行します。

  • eventStatus:イベントの対処状況を変更します。

  • jump:指定したURLにジャンプします。

選択したアクションの種別によって,表示される画面が異なります。

〈この項の構成〉

(1) アクション種別にcmdを選択した場合

アクション種別にcmdを選択した場合について説明します。

図2‒12 [対処アクション実行]画面(アクション種別がcmdの場合)

[図データ]

[引き継ぎ情報]

対処アクションの実行内容に引き継ぐイベント(引き継ぎ対象イベント)を表示します。JP1イベントが存在しない場合は,非活性となります。

[情報を引き継ぐ]

対処アクションの実行内容に引き継ぎ対象イベントの情報を引き継ぐ場合にチェックします。

チェックがない場合は,引き継ぎません。

[実行ホスト名]

対処アクションを実行するホスト名を255バイト以内で指定します。

[実行コマンド]

実行するコマンドラインを指定します。

指定できるコマンドラインは,最大4,096バイトです。

変数を使って[引き継ぎ情報]で表示しているJP1 イベントの属性情報を,コマンドのパラメーターとして渡すことができます。指定できる変数の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「7.8 対処アクションの手動実行の引き継ぎ機能」を参照してください。

[環境変数ファイル]

対処アクションの実行先ホストに保存されている環境変数ファイルの名称を,255バイト以内のフルパスで指定します。

[アクション名]

アクション名を50バイト以内で指定します。

アクションの実行履歴を確認するために,対処アクションごとにわかりやすい名前の入力を推奨します。

[実行]ボタン

[引き継ぎ情報]の[情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされているかどうかで次のようになります。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされている場合

    [対処アクション実行内容プレビュー]画面を表示します。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされていない場合

    指定した対処アクションを実行します。

[実行履歴]

実行履歴の一覧を表示します。実行履歴の行にマウスカーソルを当てると,ツールチップテキストでその内容が表示されます。

実行履歴の一覧は,最大で100件表示されます。100件を超える場合は一番古い実行履歴から1件ずつ削除されます。

(2) アクション種別にrestApiを選択した場合

アクション種別にrestApiを選択した場合について説明します。

図2‒13 [対処アクション実行]画面(アクション種別がrestApiの場合)

[図データ]

[引き継ぎ情報]

対処アクションの実行内容に引き継ぐイベント(引き継ぎ対象イベント)を表示します。JP1イベントが存在しない場合は,非活性となります。

[情報を引き継ぐ]

対処アクションの実行内容に引き継ぎ対象イベントの情報を引き継ぐ場合にチェックします。

チェックがない場合は,引き継ぎません。

[メソッド]

REST APIのメソッドを,プルダウンメニューから選択します。

  • GET

  • HEAD

  • POST

  • PUT

  • PATCH

  • DELETE

  • OPTIONS

  • TRACE

[URL]

REST APIのURLを2,046バイト以内で指定します。

[リクエストヘッダー]

REST APIのリクエストヘッダーをオブジェクト形式で指定します。65,536バイト以内で指定します。

[ボディ]

REST APIのボディをオブジェクト形式で指定します。[メソッド]にGET,またはDELETEを指定した場合でボディが不要のときは,省略できます。10MB(10,485,760バイト)以上の場合は,エラーとなります。

[アクション名]

アクション名を50バイト以内で指定します。

アクションの実行履歴を確認するために,対処アクションごとにわかりやすい名前の入力を推奨します。

[実行]ボタン

[引き継ぎ情報]の[情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされているかどうかで次のようになります。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされている場合

    [対処アクション実行内容プレビュー]画面を表示します。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされていない場合

    指定した対処アクションを実行します。

[実行履歴]

実行履歴の一覧を表示します。実行履歴の行にマウスカーソルを当てると,ツールチップテキストでその内容が表示されます。

実行履歴の一覧は,最大で100件表示されます。100件を超える場合は一番古い実行履歴から1件ずつ削除されます。

注※
  • 変数を使って[引き継ぎ情報]で表示しているJP1イベントの属性情報を,パラメーターとして渡すことができます。指定できる変数の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「7.8 対処アクションの手動実行の引き継ぎ機能」を参照してください。

(3) アクション種別にeventStatusを選択した場合

アクション種別にeventStatusを選択した場合について説明します。

図2‒14 [対処アクション実行]画面(アクション種別がeventStatusの場合)

[図データ]

[引き継ぎ情報]

対処アクションの実行内容に引き継ぐイベント(引き継ぎ対象イベント)を表示します。JP1イベントが存在しない場合は,非活性となります。

[情報を引き継ぐ]

対処アクションの実行内容に引き継ぎ対象イベントの情報を引き継ぐ場合にチェックします。

チェックがない場合は,引き継ぎません。

[対処状況]

対処状況を指定します。デフォルトは[未対処]です。

  • 未対処

  • 対処済

  • 処理中

  • 保留

[JP1イベントのSID,…]

対処状況を取得したいJP1イベントのSIDを指定します。複数のJP1イベントのSIDを指定する場合は,JP1イベントのSIDを「,」で連結して指定します。SIDは2,000個まで指定できます。なお,10MB以上の場合はエラーとなります。

変数を使って[引き継ぎ情報]で表示しているJP1イベントの属性情報を,JP1イベントのSIDのパラメーターとして渡すことができます。指定できる変数の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「7.8 対処アクションの手動実行の引き継ぎ機能」を参照してください。

[アクション名]

アクション名を50バイト以内で指定します。

アクションの実行履歴を確認するために,対処アクションごとにわかりやすい名前の入力を推奨します。

[実行]ボタン

[引き継ぎ情報]の[情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされているかどうかで次のようになります。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされている場合

    [対処アクション実行内容プレビュー]画面を表示します。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされていない場合

    指定した対処アクションを実行します。

[実行履歴]

実行履歴の一覧を表示します。実行履歴の行にマウスカーソルを当てると,ツールチップテキストでその内容が表示されます。

実行履歴の一覧は,最大で100件表示されます。100件を超える場合は一番古い実行履歴から1件ずつ削除されます。

(4) アクション種別にjumpを選択した場合

アクション種別にjumpを選択した場合について説明します。

図2‒15 [対処アクション実行]画面(アクション種別がjumpの場合)

[図データ]

[引き継ぎ情報]

対処アクションの実行内容に引き継ぐイベント(引き継ぎ対象イベント)を表示します。JP1イベントが存在しない場合は,非活性となります。

[情報を引き継ぐ]

対処アクションの実行内容に引き継ぎ対象イベントの情報を引き継ぐ場合にチェックします。

チェックがない場合は,引き継ぎません。

[URL]

ジャンプ先のURLを2,046バイト以内で指定します。

先頭は「http://」,「https://」,「index?」のどれかを指定してください。

指定できる文字を次に示します。

半角英数字,「;」,「/」,「?」,「:」,「@」,「&」,「=」,「+」,「$」,「,」,「-」,「_」,「.」,「!」,「~」,「*」,「'」,「(」,「)」,「%」

[HTMLのtarget属性]

ジャンプ先のURLを開く際のHTMLのtarget属性を,64バイト以内で指定します。

なお,次に示す文字は指定できません。

  • _self

  • _parent

  • _top

  • 「JP1IM_」から始まる値

[実行]ボタンをクリックした際に,指定できない文字が含まれていた場合は,KAJY64703-Eのメッセージ画面が表示されます。

指定を省略した場合は「_blank」が仮定されます。

[URL]の値に「index」から始まるURLを指定した場合は,ここでの指定は無視されます。

[アクション名]

アクション名を50バイト以内で指定します。

対処アクションごとにわかりやすい名前の入力を推奨します。

[実行]ボタン

[引き継ぎ情報]の[情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされているかどうかで次のようになります。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされている場合

    [対処アクション実行内容プレビュー]画面を表示します。

  • [情報を引き継ぐ]チェックボックスがチェックされていない場合

    指定した対処アクションを実行します。

注※

変数を使って[引き継ぎ情報]で表示しているJP1イベントの属性情報を,パラメーターとして渡すことができます。指定できる変数の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「7.8 対処アクションの手動実行の引き継ぎ機能」を参照してください。