13.2.4 監視対象の追加,変更,削除をする場合に必要な作業
IMエクスポーターが提供するアドオンプログラムの監視対象の追加,変更,削除をする場合に必要な作業を,次に示します。
設定ファイルを編集する場合の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.21.2(1)(a) 設定ファイルを編集する(Windowsの場合)」および「2.19.2(1)(a) 設定ファイルを編集する(UNIXの場合)」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) Exporter
次の変更方法で,各Exporterの監視対象の追加,変更,削除を行います。
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Exporter |
変更方法 |
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Windows exporter |
監視対象(プロセス)を追加,変更,削除する場合,Windows exporter設定ファイル(jpc_windows_exporter.yml)※を修正する。 |
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Process exporter |
Process exporterの監視対象(プロセス)を追加,変更,削除する場合,Process exporter設定ファイル(jpc_process_exporter.yml)※を修正する。 |
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Yet another cloudwatch exporter |
監視対象としたいAWSリソースに対してjp1_pc_nodelabelタグを設定する。 詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「2.19.2(7)(e) AWSリソースを監視対象にする(オプション)」を参照してください。 |
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Promitor |
Promitorの監視対象(Azureリソース)を追加,変更,削除する場合,Promitor設定ファイル(metrics-declaration.yaml)※およびPromitor Resource Discovery設定ファイル(resource-discovery-declaration.yaml)※を修正する。 |
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ユーザー独自のPrometheusによるコンテナ監視 |
監視対象(Kubernetesリソース)を追加,変更,削除する場合,ユーザー環境のPrometheus設定ファイルを修正する。 詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「10.1.2(7) コンテナ監視のセットアップ」の「(e) 取得対象の設定(オプション)」を参照してください。 |
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Script exporter |
任意のスクリプトを追加,変更,削除する場合,Script exporter設定ファイル(jpc_script_exporter.yml)※を修正する。監視対象(スクリプト)を追加,変更,削除する場合,スクレイプ指定をfile_sd_configで定義しているときは,Prometheus設定ファイル(jpc_prometheus_server.yml)※を修正する。http_sd_configで定義しているときは,修正不要。 |
- 注※
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詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「10. IMエクスポーターの定義ファイル」の該当する定義ファイルを説明している個所を参照してください。
(2) ログメトリクス機能
ログメトリクス機能の監視対象の追加,変更,削除を行う方法を,次に示します。
(a) ログメトリクス機能の監視対象の追加
- ■Fluentdで監視するログメトリクスを追加する場合
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Fluentdで監視するログメトリクスを追加する場合,ログメトリクス定義ファイルのフィルタープラグイン機能定義,または,アウトプットプラグイン機能定義で,既存の<metric>の定義に並列して,新たな<metric>の定義を追加します。
- ■JP1/IM - Managerの統合オペレーション・ビューアーのトレンド情報に表示するログメトリクスを追加する場合
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Fluentdからスクレイプしたログメトリクスを,JP1/IM - Managerの統合オペレーション・ビューアーのトレンド情報に表示するログメトリクスとして追加する場合,ユーザー独自のメトリック定義ファイルに,該当するメトリクスの定義を追加します。
(b) ログメトリクス機能の監視対象の変更
- ■Fluentdで監視するログメトリクスを変更する場合
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Fluentdで監視するログメトリクスを変更する場合,ログメトリクス定義ファイルのフィルタープラグイン機能定義,または,アウトプットプラグイン機能定義の,該当する<metric>の定義内容を変更します。
- ■JP1/IM - Managerの統合オペレーション・ビューアーのトレンド情報に表示するログメトリクスを変更する場合
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Fluentdからスクレイプしたログメトリクスを,JP1/IM - Managerの統合オペレーション・ビューアーのトレンド情報に表示するログメトリクスを変更する場合,ユーザー独自のメトリック定義ファイルの,該当するメトリクスの定義を変更します。
(c) ログメトリクス機能の監視対象の削除
- ■Fluentdで監視するログメトリクスを削除する場合
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Fluentdで監視するログメトリクスを削除する場合,ログメトリクス定義ファイル内の関連する定義を,すべて削除またはコメントアウトします。
- ■JP1/IM - Managerの統合オペレーション・ビューアーのトレンド情報に表示するログメトリクスを削除する場合
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Fluentdからスクレイプしたログメトリクスを,JP1/IM - Managerの統合オペレーション・ビューアーのトレンド情報の表示から削除する場合,ユーザー独自のメトリック定義ファイル内の該当するメトリクスの定義を,削除またはコメントアウトします。