13.2.2 Exporterのリッスンポートを変更する場合に必要な作業
- 〈この項の構成〉
(1) 統合エージェントのプロセスのリッスンポートを変更する場合
リッスン(待ち受け)するポート番号を変更するプロセスが稼働している統合エージェントホストで実施する作業と,統合マネージャーホストで実施する作業が必要です。
なお,リッスンするポート番号に,ほかのプロセスが使用するポートは指定しないでください。JP1/IM - Agentが使用するポートについては,下記の表に示すユニット定義ファイルまたはサービス定義ファイルに記載されている各プロセスのコマンドラインオプションまたは設定ファイルを確認してください。他製品で使用するポートについては,各製品のドキュメントを参照して確認してください。
IMエクスポーターが提供するアドオンプログラムが使用するExporterのポートを変更する場合は,下記の表に示すJP1/IM - Agentが使用するポートの記載個所を変更してください。
また,ポートをコマンドラインオプションで変更する場合は,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.21.2(1)(c) コマンドラインオプションを変更する(Windowsの場合)」および「2.19.2(1)(c) コマンドラインオプションを変更する(UNIXの場合)」の説明を,設定ファイルを変更する場合は,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.21.2(1)(a) 設定ファイルを編集する(Windowsの場合)」および「2.19.2(1)(a) 設定ファイルを編集する(UNIXの場合)」の説明を参照してください。
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プロセス |
JP1/IM - Agentが使用するポートの記載個所 |
備考 |
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Process exporter |
--web.listen-address=ホスト名:ポート番号 |
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Windows exporter |
--telemetry.addr=ホスト名:ポート番号 |
詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の,「1.21.2(5) Windows exporterの設定」の「(a)ポートを変更する(オプション)」を説明している個所を参照してください。 |
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Yet another cloudwatch exporter |
-listen-address=ホスト名:ポート番号 |
詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の,「2.19.2(7) Yet another cloudwatch exporterの設定」の「(a)ポートを変更する(オプション)」を説明している個所を参照してください。 |
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Promitor Scraper |
Promitor Scraper runtime設定ファイル(runtime.yaml) |
コマンドラインオプションではなく,Promitor Scraper runtime設定ファイル(runtime.yml)※で変更します。 この設定ファイルを変更した場合,Promitorのディスカバリ設定ファイル(jpc_file_sd_config_promitor.yml)も変更する必要があります。 |
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Promitor Resource Discovery |
Promitor Resource Discovery runtime設定ファイル(runtime.yaml) |
コマンドラインオプションではなく,Promitor Resource Discovery runtime設定ファイル(runtime.yml)※で変更します。 この設定ファイルを変更した場合,Promitor Scraper runtime設定ファイル(runtime.yml)も変更する必要があります。 |
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Script exporter |
--web.listen-address=ホスト名:ポート番号 |
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- 注※
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詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「10. IMエクスポーターの定義ファイル」の該当する定義ファイルを説明している個所を参照してください。