1.25.2 アンインストール時の注意事項(Windowsの場合)
- 〈この項の構成〉
(1) 統合トレース機能(HNTRLib2)について
JP1/IM - Viewのアンインストール時に,統合トレース機能(HNTRLib2)はほかの製品が使用していなければ削除されます。
(2) Windows環境への設定
インストール時に追加したシステム環境変数Pathの値は,アンインストール時に削除されます。ただし,統合トレース機能(HNTRLib2)を使用している製品がほかにある場合,HNTRLib2のパス(システムドライブ:\Program Files\Common Files\Hitachi※)は削除されません。
注※ Windowsの場合,「システムドライブ:\Program Files」と表記している部分は,インストール時のOS環境変数によって決定されるため,環境によって異なる場合があります。
(3) JP1/IM - Manager,JP1/IM - View,およびJP1/IM - Agentのアンインストールについて
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JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewをアンインストールした場合,スタートメニューにプログラムフォルダが残るときがあります。不要な場合はスタートメニューでWindowsのヘルプを参照して削除方法を確認の上,削除してください。
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JP1/IM - Managerをアンインストールすると,監視オブジェクトDBおよびホスト情報DBは削除されます。
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JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewをアンインストールした後に再インストールする場合,アンインストール後に必ずOSを再起動してください。OSを再起動したあと,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewをインストールしていたフォルダをエクスプローラから削除してから,再インストールしてください。
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JP1/IM - Viewを使用中にアンインストールした場合,ダイアログが表示されます。この場合は[キャンセル]ボタンをクリックし,いったんアンインストールを中断したあと,起動中のJP1/IM - Viewをすべて停止してから,再度JP1/IM - Viewをアンインストールしてください。
(4) JP1/Baseのアンインストールについて
JP1/Baseをアンインストールすると,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewの定義情報も削除されます。JP1/Baseを再インストールしても,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewは動作しません。このような場合は,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewをアンインストールしてから,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewを再インストールする必要があります。
(5) 物理ホストでIMデータベースを手動アンインストールする手順について
物理ホストでIMデータベースを手動でアンインストールする場合,次の手順で行なってください。
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Administrators権限のあるユーザーでログオンする。
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JP1/IM - Managerのサービス(JP1/IM3-Manager)が稼働している場合,停止する。
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IMデータベースのサービス(JP1/IM3-Manager DB Server)が稼働している場合,停止する。
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次のフォルダが存在する場合は削除する。
セットアップ情報ファイルのIMDBENVDIRの値\JM0
セットアップ情報ファイルのIMDBDIRの値\imdb
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レジストリエディターで次のレジストリを選択し,[InstallGuid]※2の値を確認する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JM0\{英数字列}※1
注※1 {英数字列}の例 08042Y
注※2 [InstallGuid]の値の例 BAB5F425-3C8F-4CD5-9117-DA371EAD50DF
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次のレジストリが存在する場合は,レジストリエディターを使用して削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JM0※1 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{英数字列}※1※2 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBEmbeddedEdition_JM0 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBClusterService_JM0 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\JP1/IM-M_DB_Server
注※1 Windowsが32bit環境の場合は,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\をHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\に読み替えてください。
注※2 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいこと確認して削除してください。
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次に示すフォルダ(隠しフォルダ)が存在する場合は削除する。
OSドライブ:\Program Files(x86)\ InstallShield Installation Information\{英数字列}※1
注※1 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいことを確認して削除してください。
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次の手順でIMデータベースの設定ファイルを更新する。
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Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\JM0を削除する。
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Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\jimdbsetuplist.confをテキストエディターで開き,次のように編集してJP1_DEFAULTを削除し,上書き保存する。
(編集前) _JM0=JP1_DEFAULT
(編集後) _JM0=
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OSを再起動してください。レジストリエディターの値とメモリ上の値の同期を取るため,必ず実施してください。
(6) クラスタシステムでIMデータベースを手動アンインストールする手順について
クラスタシステムでIMデータベースを手動でアンインストールする場合,次に示す手順で行なってください。
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実行系ホストにAdministrators権限のあるユーザーでログオンする。
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実行系ホストでJP1/IM - Managerのサービス(JP1/IM3-Manager_論理ホスト)が稼働している場合,停止する。
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実行系ホストで次のIMデータベースのサービスが稼働している場合,停止する。
JP1/IM3-Manager DB Server_論理ホスト名
JP1/IM3-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名
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実行系ホストに次のフォルダが存在する場合,削除する。
クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBENVDIRの値\JMn※1
クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBDIRの値\imdb
クラスタセットアップ情報ファイルのSHAREDBDIRの値\imdb
注※1 nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値
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レジストリエディターを使用して次のレジストリを選択し,[InstallGuid]※2の値を確認する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JMn\{英数字列}※1※2
注※1 {英数字列}の例 08042Y
注※2 [InstallGuid]の値の例 BAB5F425-3C8F-4CD5-9117-DA371EAD50DF
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実行系ホストに次のレジストリが存在する場合は,レジストリエディターを使用して削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JMn※1 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{英数字列}※1※2 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBEmbeddedEdition_JMn HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBClusterService_JMn HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\HiRDBEmbeddedEdition_JMn HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\JP1/IM-M_DB_Server_論理ホスト名
注※1 Windowsが32bit環境の場合は,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\をHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\に読み替えてください。
注※2 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいこと確認して削除してください。
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実行系ホストに次のフォルダ(隠しフォルダ)が存在する場合は,削除する。
OSドライブ:\Program Files(x86)\InstallShield Installation Information\{英数字列}※1
注※1 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいことを確認して削除してください。
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実行系ホストで IMデータベースの設定ファイルを,次の手順で更新する。
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Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\JMn※を削除する。
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Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\jimdbsetuplist.confをテキストエディターで開き,n+1行目を次のように編集して論理ホスト名を削除し,上書き保存する。
- 注※ nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値
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(編集前)jimdbsetuplist.conf n+1行目
_JMn=論理ホスト名
(編集後)jimdbsetuplist.conf n+1行目
_JMn=
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実行系ホストでOSを再起動する。
レジストリエディターの値とメモリ上の値の同期を取るため,必ず実施してください。
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待機系ホストにAdministrators権限のあるユーザーでログオンする。
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待機系ホストでJP1/IM - Managerのサービス(JP1_IM3-Manager_論理ホスト名)が稼働している場合,停止する。
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待機系ホストでIMデータベースのサービスが稼働している場合,停止する。
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JP1/IM3-Manager DB Server_論理ホスト名
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JP1/IM3-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名
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待機系ホストに次のフォルダが存在する場合,削除する。
クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBENVDIRの値\_JMn※
クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBDIRの値\imdb
クラスタセットアップ情報ファイルのSHAREDBDIRの値\imdb
注※1 nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値
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待機系ホストに次のレジストリが存在する場合は,レジストリエディターを使用して削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JMn※1 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{英数字列}※1※2 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBEmbeddedEdition_JMn HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBClusterService_JMn HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\HiRDBEmbeddedEdition_JMn HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\JP1/IM-M_DB_Server_論理ホスト名
注※1 Windowsが32bit環境の場合は,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\をHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\に読み替えてください。
注※2 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいこと確認して削除してください。
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待機系ホストに次のフォルダ(隠しフォルダ)が存在する場合は,削除する。
OSドライブ:\Program Files(x86)\InstallShield Installation Information\{英数字列}※
注※ {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいことを確認して削除してください。
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待機系ホストで次の手順でIMデータベースの設定ファイルを更新する。
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Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\JM<n>※1を削除する。
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Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\jimdbsetuplist.confをテキストエディターで開き,n+1行目を次のように編集して論理ホスト名を削除し,上書き保存する。
- 注※ nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値
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(編集前)jimdbsetuplist.conf n+1行目
_JMn=論理ホスト名
(編集後)jimdbsetuplist.conf n+1行目
_JMn=
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待機系ホストでOSを再起動する。
レジストリエディタの値とメモリ上の値の同期を取るため,必ず実施してください。