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JP1 Version 13 統合管理 基本ガイド


2.5.6 JP1/IM - Agentのインストール(Linuxの場合)

エージェントとするホストにJP1/IM - Agentをインストールします。ここでは,JP1/IM - Agentの新規インストール手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) エージェントパッケージからインストールする(Linuxの場合)

JP1/IMで監視するシステム内で,エージェントとするホストに,JP1/IM - Agentを新規インストールします。インストールには,マネージャーからダウンロードしたエージェントパッケージを使います。

なお,エージェントパッケージは,マネージャーのインストール時に自動的に登録されます。

前提条件

次の条件を満たす必要があります。

操作手順

  1. JP1/IM - Agentをインストールするホストにログインします。

  2. REST APIを実行して,マネージャーに登録されているエージェントパッケージをダウンロードします。

    curlコマンドを使用したファイル取得例を次に示します。

    curl -OL -H "Authorization: Bearer トークン" -H "Cookie: JSESSIONID=セッションID" -v http://JP1/IM - Managerホスト名:20703/download/imagent/エージェントパッケージのファイル名

    トークンおよびセッションIDはログインREST APIを発行して取得します。

    curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d '{"user": "ユーザー名", "password": "パスワード"}' -v http://JP1/IM - Managerホスト名:20703/im/api/v1/login

    完了後はすみやかにログアウトREST APIを発行することを推奨します。

    curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -H "Cookie: JSESSIONID=セッションID" -v http://JP1/IM - Managerホスト名:20703/im/api/v1/logout

  3. ダウンロードしたエージェントパッケージを解凍します。

    解凍方法の例を次に示します。

    tar -zxvf jp1_pc_agent_linux_JP1/IM - Agentのバージョン番号(VVRRSS形式).tar.gz

  4. インストーラーを起動します。

    起動したインストーラーの指示に従ってインストールを進めてください。

  5. インストールの完了後,JP1/IM - Agentのサービスの設定を行います。

関連項目

(2) 提供媒体からインストールする(Linuxの場合)

JP1/IMで監視するシステム内で,エージェントとするホストにJP1/IM - Agentを新規インストールします。

前提条件

次の条件を満たす必要があります。

操作手順

  1. プログラムを終了します。

  2. JP1/IM - Agentの提供媒体をドライブに入れます。

  3. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerをインストールおよび起動します。

    /cdrom/XXXX/setup/cdrom

    XXXXの部分は,ご使用のOSによって異なります。また,デバイススペシャル名の「/cdrom」には,自動的にマウントされたデバイススペシャル名を指定してください。

    Hitachi PP Installerが起動すると,初期画面が表示されます。表示される初期画面例を次に示します。

    [図データ]

  4. Hitachi PP Installerの初期画面に「I」を入力して,ソフトウェアの一覧を表示します。

  5. ソフトウェアの一覧のカーソルを「JP1/Integrated Management 3 - Agent」に移動させ,スペースバーで選択します。

  6. Hitachi PP Installerに「I」を入力して,JP1/IM - Agentのインストールを開始します。

    自動でセットアップの初期設定が行われ,インストール完了後すぐにJP1/IM - Agentを運用できるようになります。

  7. インストール完了後,「Q」を入力して初期画面に戻ります。

  8. Hitachi PP Installerを終了したあと,JP1/IM - Agentの自動起動スクリプトを作成します。

    次のとおりコマンドを実行します。

    jpc_service_autostart -on

関連項目