2.5.1 前提製品のインストール(Linuxの場合)
JP1/IMでシステムの監視を始める前に,マネージャーとするホストにJP1/Baseをインストールする必要があります。JP1/Baseをエージェントとしても使用する場合は,エージェントとするホストにもJP1/Baseをインストールします。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
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インストールを実施するホストのOSがJP1/Baseの前提OSである。
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インストールを実施するOSユーザーがroot権限を所有している。
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インストール先のホスト名を,接続しているLAN環境のIPアドレスで名前解決できる。
操作手順
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プログラムを終了します。
JP1/Baseをインストールする前に,JP1の全プログラムを終了してください。
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JP1/Baseの提供媒体をドライブに入れます。
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次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerをインストールおよび起動します。
/cdrom/XXXX/setup/cdrom
XXXXの部分は,ご使用のOSによって異なります。また,デバイススペシャル名の「/cdrom」には,自動的にマウントされたデバイススペシャル名を指定してください。
Hitachi PP Installerが起動すると,初期画面が表示されます。表示される初期画面例を次に示します。
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Hitachi PP Installerの初期画面に「I」を入力して,ソフトウェアの一覧を表示します。
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ソフトウェアの一覧のカーソルを「JP1/Base」に移動させ,スペースバーで選択します。
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Hitachi PP Installerに「I」を入力して,JP1/Baseのインストールを開始します。
自動でセットアップの初期設定が行われ,インストール完了後すぐにJP1/Baseを運用できるようになります。
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インストール完了後,「Q」を入力して初期画面に戻ります。
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Hitachi PP Installerを終了したあと,JP1/Baseの自動起動スクリプトを作成します。
次のとおりコマンドを実行します。
cd /etc/opt/jp1base
cp -p jbs_start.model jbs_start