Hitachi

プリンタマネージャ 


3.4.6 出力先プリンタでセパレータを設定する

背景

拡張オプション使用時、ページプリンタまたはシリアルプリンタで印刷ジョブ(帳票)を出力先プリンタへ印刷する際に、帳票と帳票の間に目印として差し込む用紙(セパレータ)を印刷できます。セパレータは、出力先プリンタごとに出力項目や印刷紙を指定でき、帳票の先頭または最後に挿入できます。

セパレータの設定情報は、モニタサービス起動時に読み込まれ、出力先プリンタ設定の動的変更時には読み込まれません。このため、セパレータは、運用開始前に設定することをお勧めします。

前提条件

操作手順

  1. [モニタ環境設定]画面で[出力先プリンタ設定]ボタンをクリックします。

    [出力先プリンタ設定]画面が表示されます。

  2. [出力先プリンタ一覧]からセパレータを設定する出力先プリンタを選択して、[セパレータ]ボタンをクリックします。

    セパレータが設定できる出力先プリンタは、次の表に示す条件を満たしているプリンタです。条件を満たしていない場合、[セパレータ]ボタンは非活性となります。

    [監視方式]の設定値

    [印刷データ形式]の設定値

    [障害リカバリ制御]の設定値

    ページプリンタ(モデル1)

    • 汎用形式で扱う

    • 汎用形式で扱う(EMF)

    • ジョブ単位で制御

    • 制御しない

    ページプリンタ(モデル2)

    ページプリンタ(モデル3)

    インパクトプリンタ(拡張モデル1)

    RAW形式で扱う(ESC/P)

    ジョブ単位で制御

    [セパレータ設定 − <選択した出力先プリンタ名>]画面が表示されます。

    ページプリンタの場合

    [図データ]

    シリアルプリンタ(インパクトプリンタ(拡張モデル1))の場合

    [図データ]

  3. セパレータの挿入有無および挿入位置、出力項目の位置やサイズなどを設定して、[OK]ボタンをクリックします。

    [セパレータ設定 − <選択した出力先プリンタ名> ]画面の設定項目を次に示します。

    設定項目

    内容

    [セパレータを挿入する]チェックボックス

    印刷ジョブを出力先プリンタへ印刷する際に、セパレータも印刷する場合にチェックします。セパレータを印刷する場合は、前置セパレータまたは後置セパレータのどちらの位置に挿入するかを選択します。

    • [前置セパレータを挿入]ラジオボタン

      印刷ジョブの先頭にセパレータを挿入します。このラジオボタンを選択すると、印刷データの前にセパレータを付けて実プリンタへ印刷されます。

    • [後置セパレータを挿入]ラジオボタン

      印刷ジョブの最後にセパレータを挿入します。このラジオボタンを選択すると、印刷データのあとにセパレータを付けて実プリンタへ印刷されます。

    [給紙トレイ]

    ページプリンタの場合、セパレータを印刷する用紙の給紙トレイをドロップダウンリストから選択します。

    ドロップダウンリストには、出力先プリンタに対応づけられている実プリンタの給紙トレイの情報が表示されます。なお、給紙トレイ情報の取得時にエラーが発生した場合は、警告メッセージが表示され、ドロップダウンリストには[指定なし]だけが表示されます。

    シリアルプリンタの場合、[給紙トレイ]は表示されません。

    [挿入ページ数]

    シリアルプリンタの場合、セパレータを連続して印刷する枚数(ページ数)をドロップダウンリストから選択します。それぞれのページには、[出力する項目、位置、文字サイズの設定]で設定した同じ内容が印刷されます。選択できるページ数は、1、2、4、6、8で、デフォルト値は「2」です。

    ページプリンタの場合、[挿入ページ数]は表示されません。

    [出力する項目、位置、文字サイズの設定]

    セパレータに出力する印刷ジョブの情報と、その印刷位置や文字サイズを指定します。セパレータに出力する項目はチェックボックスをチェックし、出力しない項目はチェックボックスのチェックを外してください。項目は20個まで選択できます。21個目のチェックボックスをチェックすると警告メッセージが表示され、[OK]ボタンをクリックすると21個目のチェックボックスは選択状態のままチェックが外されます。

    [セパレータを挿入する]チェックボックスをチェックしている場合、1つも項目をチェックしていないときは、出力情報のない白紙ページがセパレータとして印刷されます。[セパレータを挿入する]チェックボックスをチェックしていない場合は、項目のチェックボックスをチェックしていてもセパレータは印刷されません。

    また、出力項目の位置や文字サイズの設定は、項目のチェックボックスをチェックしているかどうかで表示が異なります。チェックしている場合は指定値が表示され、チェックしていない場合は空欄になります。

    • [左端から]

      選択した項目の出力位置を用紙の左端からの長さで指定します。指定できる値は0〜5000(単位:0.1mm)で、デフォルト値は「0」です。

    • [上端から]

      選択した項目の出力位置を用紙の上端からの長さで指定します。指定できる値は0〜5000(単位:0.1mm)で、デフォルト値は「0」です。

    • [サイズ]

      選択した項目の文字サイズをドロップダウンリストから選択します(単位:ポイント)。選択できる文字サイズは、8、9、10、11、12、14、16、18、20、22、24、26、28、36、48、72です。デフォルト値は「14」です。

    [左端から]、[上端から]、および[サイズ]の指定値によっては、項目が重なったり、用紙からはみ出したりすることがあります。項目の出力位置や文字サイズは、実際の印刷結果を確認して調整してください。

    [「項目名称:」を見出しとして付加する]チェックボックス

    選択した項目を出力する際に、項目名称を見出しとして値の前に付けるかどうかを指定します。このチェックボックスをチェックすると、すべての項目が「<項目名称>:<値>」の形式で出力されます。見出しは、[出力する項目、位置、文字サイズの設定]に指定した位置から、指定した文字サイズで出力されます。

    ジョブ名(H1LP0J0B0249)とジョブID(0000000584)を選択した場合の例を次に示します。

    この例では、見出しの有無に関係なく、項目の位置、文字サイズの設定は同じです。印刷例では、出力項目の上端、左端からの長さも矢印で示します。

    [図データ]

    メモ

    設定項目の指定誤りを示すメッセージが表示された場合は、メッセージに従って指定値を見直してください。

    [セパレータ設定 − <選択した出力先プリンタ名>]画面が閉じられ、[出力先プリンタ設定]画面が表示されます。

  4. [閉じる]ボタンをクリックします。

    [出力先プリンタ設定]画面が閉じられ、[モニタ環境設定]画面が表示されます。

    メモ

    セパレータの設定情報は、モニタサービス起動時に読み込まれます。運用中にセパレータを設定した場合は、設定を反映するためにモニタサービスを再起動してください。