5.8 マネージャおよびマネージャ Client運用時の注意事項
マネージャおよびマネージャ Clientの運用時に注意することを次に示します。
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マネージャサービスの起動時、停止時、再起動時に考慮すること
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マネージャサービスの起動
モニタサービスを起動した状態で、マネージャサービスを起動してください。
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マネージャサービスの停止
モニタサービスを停止する前に、マネージャサービスを停止してください。
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マネージャサービスの再起動
マネージャサービス単独での停止および起動を実施しないでください。マネージャサービスの停止、モニタサービスの停止、モニタサービスの起動、マネージャサービスの起動の順で再起動してください。
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出力処理中にマネージャサービスを停止、および再起動した場合の動作について
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印刷ジョブに対する動作
印刷ジョブのジョブ状態によって、マネージャサービス停止時の動作は異なります。ジョブ状態ごとの動作について、次の表に示します。
ジョブ状態
動作
印刷要求開始待ち
印刷要求中
印刷データ受付
印刷データ作成中
印刷データ送信待ち
印刷データ送信開始
用紙交換待ち
印刷待ち
印刷ジョブの削除処理は実施されません。ただし、印刷は中止されます。
次にマネージャサービスを開始したときに、印刷ジョブは次のように処理されて、印刷ログに記録されます。
ジョブ状態:印刷処理済み
処理結果:印刷中止(未印刷)
印刷中
印刷ジョブの削除処理は実施されません。ただし、印刷は中止されます。
次にマネージャサービスを開始したときに、印刷ジョブは次のように処理されて、印刷ログに記録されます。
ジョブ状態:印刷処理済み
処理結果:印刷中止(印刷)
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モニタサービスで処理している印刷ジョブに対する動作
モニタサービスで処理している印刷ジョブは、ジョブ状態に応じて処理されるため、保留や再処理はされません。また、処理結果はモニタの印刷ログに出力されます。
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印刷後保存設定と印刷ジョブの関係
印刷後保存設定をOFFにしている場合、印刷後に印刷ジョブは削除されます。ただし、印刷ジョブの処理が完了していない場合(印刷中止など)、印刷後保存設定をOFFにしていても印刷ジョブは保存されます。
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プレビューできないデータ
プレビューの対象となるのは、サポートしているESC/Pコマンド、およびすべてのXPSデータです。サポート範囲外のESC/Pコマンドが含まれる印刷ジョブは正しくプレビューできません。
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両面印刷ジョブに対してページ範囲指定印刷をする場合のページ数補正
上位アプリケーションで指定する両面印刷ジョブでページ範囲指定をした場合、印刷結果が紙面の表裏で1枚になるようにページ数が補正されます。開始ページに偶数ページを指定した場合でも表面から印刷されます。終了ページに奇数ページを指定した場合でも裏面まで印刷されます。
詳しい補正方法は次の表のとおりです。
印刷種別
ユーザ指定
印刷結果
開始ページ
終了ページ
開始ページ
終了ページ
テスト印刷
奇数
奇数
<指定値>
<指定値>+1
偶数
<指定値>
<指定値>
偶数
奇数
<指定値>-1
<指定値>+1
偶数
<指定値>-1
<指定値>
再印刷または印刷
奇数
奇数
<指定値>
<指定値>+1
偶数
<指定値>
<指定値>
偶数
奇数
<指定値>-1
<指定値>+1
偶数
<指定値>-1
<指定値>
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障害リカバリ制御方式で[ページ単位で制御]選択時の印刷ログについて
マネージャコンソール、またはマネージャクライアントから、「ページ単位で制御」を設定したプリンタに対して、複数ページの帳票を出力する印刷指示を実行した場合、最終ページの印刷ログ情報は出力されません。